未沙のえる

未沙 のえる

未沙のえる（みさ のえる）は、日本の女優であり、元宝塚歌劇団の専科の男役である。彼女は12月25日生まれで、兵庫県芦屋市出身であり、神戸山手学園を卒業した。身長は164cmで、ファンからは愛称の「まや」で親しまれている。

来歴

未沙は1971年に宝塚音楽学校に入学し、1973年に59期生として宝塚歌劇団に入団した。入団時の成績は29番で、初舞台は星組公演「花かげろう／ラ・ラ・ファンタシーク」であった。その後、1974年から月組に配属され、数々の舞台で経験を積んでいく。

1990年6月には花組へ組替えされ、7月30日には副組長に就任する。その後、1991年11月30日には花組組長に就任し、彼女のリーダーシップのもとで多くの舞台を成功に導いた。1996年には専科に異動し、特別出演を含む多岐にわたる役柄を演じ、コメディからシリアスまで幅広い演技力を発揮した。

未沙は2012年2月5日に星組「オーシャンズ11」の東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団した後も、舞台を中心に活躍している。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

未沙が在籍していた宝塚歌劇団では、数々の重要な役割を担ってきた。

初舞台

1973年に行われた星組『花かげろう』『ラ・ラ・ファンタシーク』で初の舞台を踏む。

月組時代

• - 1975年、新人公演『春鴬囀』
• - 1980年、舞台『恋とかもめと六文銭』
• - 1984年、ミュージカル『ガイズ＆ドールズ』

花組時代

• - 1991年、『ベルサイユのばら - フェルゼン編 -』
• - 1992年、『スパルタカス』
• - 1995年、『哀しみのコルドバ』

専科時代

• - 1996年、『バロンの末裔』（月組）
• - 1999年、『バッカスと呼ばれた男』（雪組）
• - 2004年、『BOXMAN - 俺に破れない金庫などない - 』（宙組）

美しい歌声と演技力を併せ持った未沙は、多くのファンから愛され続け、その後の活動にも期待が寄せられている。彼女の退団後も舞台活動を続けており、様々な作品に出演している。

宝塚歌劇団退団後の主な活動

退団後は、舞台だけでなくテレビドラマにも出演し、その幅広い才能で観客を魅了している。特に、宝塚ファンにとっては、彼女の舞台上での存在感や演技力が大きな評価を受けており、現在も多くの作品に出演し続けている。

最近の作品としては、2012年の『明治座創業140周年記念 大江戸緋鳥808』、演劇女子による『続・11人いる! 東の地平・西の永遠』 、また、2022年の『ガイズ＆ドールズ』などがある。ドラマでは、2013年に『土曜ワイド劇場・天才刑事・野呂盆六』、また『相棒 Season 17 元日スペシャル』にも出演している。

未沙のえるは、その実力と魅力で多くの人々を惹きつけ続ける日本の舞台を代表する女優である。

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