末高ヨーコ

末高 ヨーコ - 日本の衣装デザイナー・スタイリスト

末高 ヨーコ（すえたか ヨーコ）は、北九州市出身の衣装デザイナーおよびスタイリストで、株式会社ジュテーム・ラ・ジューヌの代表です。彼女は、その独自のセンスと技術で多くのアーティストや芸能人のスタイルを手がけてきました。

経歴

末高は福岡県立八幡高等学校を卒業した後、文化服装学院に進学し、衣装の基礎技術を学びました。卒業後、株式会社イッセイミヤケに入社し、服飾デザインに携わった後、1995年にはフリーランスとして独立しました。この年から、彼女は音楽イベントの衣装デザインやスタイリングに取り組み始めました。

1997年、広末涼子がリリースしたセカンドシングル「大スキ!」で初めての衣装デザインを手がけ、同年の『日本レコード大賞』および『第48回NHK紅白歌合戦』への出場時には、彼女のデザインが注目されました。これを皮切りに、ポケットビスケッツやブラックビスケッツの衣装製作を手がけ、これらのアーティストのスタイリストとしても名を広めました。

1999年には松任谷由実のコンサート『シャングリラ』に衣装ディレクターとして参加し、その後の『シャングリラIII』（2007年）にも携わっています。また、タレントのベッキーとは2003年から2009年までの7年間にわたり専属のスタイリストを務め、様々なメディアに出演した際のファッションを担当しました。

2014年には自身が代表を務めるファッションブランド、株式会社ジュテーム・ラ・ジューヌを設立し、クリエイティブな活動を続けています。加えて、西武グループのファッションセミナー講師や、服飾系専門学校の講義を通じて次世代のデザイナーたちにも知識を伝えています。また、テレビ番組『@サプリッ!』や『はなまるマーケット』でのファッションチェックも行い、幅広い視野での活動を展開しています。

主な担当アーティスト

末高ヨーコは、数多くのアーティストやタレントとコレボレーションしてきました。以下に代表的な担当者を示します。

• - ベッキー: 彼女の専属スタイリストとして、TVやCM、ファッション誌での活動を支えました。
• - 松任谷由実: コンサート『シャングリラ』の衣装ディレクターとして参加。
• - 広末涼子: 『日本レコード大賞』や『第48回NHK紅白歌合戦』での衣装デザインを担当。
• - ポケットビスケッツ及びブラックビスケッツ: 各シングルやアルバムジャケットのスタイリングを担当。
• - HKT48、乃木坂46: 複数のテレビ番組において衣装デザインやスタイリングを実施。
• - NMB48: テレビ番組「NMB48 げいにん!」での制服デザイン。
• - SHAZNA: コンサートツアーでのステージ衣装をデザイン。

これらの経験を通じて、末高はファッション業界での地位を確立しました。

著書

また、彼女はファッションに関する著書も手がけています。中でも、2000年には『手づくり大好き』という本を発表し、子供たちへの服作りやデザインの楽しさを伝えました。彼女の活動は、衣装デザインだけにとどまらず、教育やメディアを通じた広範な影響力を持っています。

末高ヨーコは、その豊かな経験と独自の美意識で、今後も多くの人々にインスピレーションを与え続けることでしょう。

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