本城寺 (江戸川区)

本城寺について

本城寺（ほんじょうじ）は、東京都江戸川区鹿骨にある日蓮宗の寺院です。1555年（弘治元年）に、本土寺の十二世貫主であった日暁上人によって開山されました。日暁上人は、隠棲の地としてこの地に寺を建立したのが始まりとされています。

歴史

創建当初、本城寺は本土寺との関係が深く、不受不施派の拠点の一つとなっていました。しかし、江戸幕府による不受不施派禁教令が発布されると、本土寺と密接な関係にあった本城寺もその影響を受け、寺運は一時的に衰退を余儀なくされました。

しかし、その後、本城寺は復興を果たし、1669年（寛文9年）には本堂が再建されました。この再建により、寺は再び活気を取り戻し、現在に至るまで、地域の人々の信仰を集める寺院としてその歴史を刻んでいます。

交通アクセス

本城寺へは、都営新宿線「篠崎駅」から徒歩約10分でアクセスできます。

参考文献

内田定夫 著『江戸川区史跡散歩 (東京史跡ガイド23)』学生社、1992年
『江戸川区史』 第三巻、江戸川区、1976年3月、「民俗・文化・自然編 第二章 神社と寺院 第二節 寺院 三 各神社の由緒沿革 二十 本城寺」, 505頁
* 『新編武蔵風土記稿』 巻ノ29葛飾郡ノ10、内務省地理局、1884年6月、「鹿骨村 本城寺」

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