本多の森北電ホール

本多の森北電ホール

本多の森北電ホールは、石川県金沢市に位置するコンサートホールで、近隣には兼六園や石川県立美術館、石川県立歴史博物館などの文化施設が集まっています。このホールは、北陸電力が所有しており、運営は本多の森ホール運営委員会が担当しています。

施設の歴史と名称の変遷

このホールは1977年に建設され、当初は「石川厚生年金会館」としてオープンしました。建築家の黒川紀章が手掛けたそのデザインは、旧石川県営兼六園野球場の形状を踏襲した扇形で、収容人数は1707席です。外壁には金沢の町家をイメージした利休ねずみ色が用いられており、周囲の景観に溶け込む低層構造となっています。

ホールは、完成した翌年の1978年に第19回BCS賞を受賞するなど、デザインの評価も高いです。2008年に北陸電力に引き継がれた後、2009年に「北陸電力会館 本多の森ホール」と改称され、さらに2023年7月1日には現在の「本多の森北電ホール」に改名されました。

併設する石川県本多の森庁舎

本多の森北電ホールの一部には、石川県の行政機関としての機能を持つ「石川県本多の森庁舎」が併設されています。元々厚生年金会館のホテルと結婚式場の施設は、石川県が取得し、2011年に本多の森庁舎として新たに開設されました。この庁舎には、石川県立生涯学習センターやジョブカフェ石川など、様々な公共サービスが提供されています。

交通アクセス

本多の森北電ホールへのアクセスは便利で、公共交通機関を利用する場合は金沢ふらっとバス（菊川ルート）の「本多の森ホール」バス停が最寄りです。また、北陸鉄道バスの「出羽町」バス停からも徒歩約3分の距離です。自動車でのアクセスも良好で、金沢駅からは約15分、E8北陸[[自動車道]]の金沢東ICまたは金沢西ICからも約25分で到着します。

主な入居団体

石川県本多の森庁舎には、様々な行政機関や支援施設が入居しています。例えば、石川県商工労働部労働企画課やいしかわ女性再チャレンジ支援室、マザーズハローワーク金沢などがあり、地元の雇用支援や地域活性化に寄与しています。特に、ジョブカフェ石川金沢センターや石川県立生涯学習センターは、市民の学びやキャリアアップを支援する重要な役割を果たしています。

本多の森北電ホールは、その立地やデザインから文化交流や地域の活性化に寄与する存在として、多くの人々に親しまれています。

もう一度検索