本庄
道路は、
埼玉県深谷市岡から
群馬県高崎市新町に至る
国道17号のバイパスとして計画されました。
概要
国道17号は、本線と深谷バイパスの合流点である四拾坂下
交差点から
群馬県境まで、片側1車線区間があり、慢性的な交通渋滞が発生していました。また、埼玉・
群馬県境を流れる神流川に架かる神流川橋は、1934年(昭和9年)の架橋から80年以上が経過し、老朽化が深刻化していました。
これらの問題を解決するため、交通渋滞の緩和と防災を目的として、本線の北側に
バイパス道路を新設する計画が立ち上がりました。
道路計画にあたっては、住民や利用者の意見を広く聴取し、計画に反映するパブリック・インボルブメント (P.I) 方式が採用されました。「都市を元気にして、暮らしやすさを与えてくれるバイパス」を目指し、事業が進められています。
経緯
2003年度(平成15年度)に、第1期区間である
埼玉県本庄市沼和田 - 終点の
群馬県高崎市新町間7.0 kmが事業化されました。2013年(平成25年)11月23日には、老朽化が進む神流川橋の架け替え工事が着手されました。
神流川橋の架け替えは、まず2車線分の新橋梁を建設し、その後旧橋梁を撤去、さらに残りの2車線分の新橋梁を建設して4車線化を完了させるという計画で、7 - 8年の工期が見込まれています。
全線開通時期は未定ですが、2022年(令和4年)12月3日に神流川橋を含む1.4 kmの区間が
暫定2車線で開通しました。
なお、本庄
道路はかつて、東京と群馬を短距離で結ぶ
上武道路の建設が優先されたため、一時期は凍結路線となっていました。
2022年度(令和4年度)には、第2期区間(起点の
深谷市岡 -
本庄市沼和田)が本庄
道路(II期)として新規事業化されています。
路線データ
起点:埼玉県深谷市岡
終点:
群馬県高崎市新町
全長:13.1 km
規格:第3種第1級
道路幅員:24.25 - 27.25 m
車線数:4車線
車線幅員:3.5 m
設計速度:80 km/h
地理
通過する自治体
埼玉県
深谷市 -
本庄市 -
児玉郡上里町
群馬県
高崎市
(東京方面)深谷バイパス - 本庄道路 - 新町バイパス(新潟方面)
関連項目
関東地方の
道路一覧
日本のバイパス道路一覧
外部リンク
本庄道路(
国道17号)(国土交通省 関東地方整備局 大宮国道事務所)