本木克英

本木克英（もとき かつひで）

本木克英は、1963年12月6日に富山県富山市で生まれた日本の映画監督です。彼は、2009年に公開された「鴨川ホルモー」や2014年の「超高速!参勤交代」など、多くのヒット作品を手掛け、日本映画界において重要な存在となっています。2022年6月からは日本映画監督協会の理事長に就任し、映画監督としての道をさらに広げている。

経歴

本木は富山大学教育学部附属中学校、さらに富山県立富山中部高等学校を経て、早稲田大学政治経済学部を卒業しました。1987年に松竹に入社し、助監督として映画界に足を踏み入れました。この頃に梨本恵介や森崎東、勅使河原宏などの著名な監督から学び、助監督やプロデューサーの立場で映画製作に参加していました。

1993年には文化庁在外芸術家派遣研修生としてアメリカに留学し、幅広い視野を身に付けて帰国しました。その後、1998年に谷崎光原作の「てなもんや商社」で監督デビューを果たし、以降は松竹の映画とテレビドラマを支える重要な役割を果たしてきました。

2017年には松竹を退社し、フリーランスの監督として活動を開始しました。2022年には日本映画監督協会の理事長に選ばれ、後進の指導や映画界の発展にも貢献しています。

主な作品

本木克英が監督した映画には、以下のような作品があります:

• - てなもんや商社（1998年）
• - 釣りバカ日誌シリーズ（2000年 - 2002年）
• - ドラッグストア・ガール（2004年）
• - 犬と私の10の約束（2008年）
• - 鴨川ホルモー（2009年）
• - おかえり、はやぶさ（2012年）
• - 超高速!参勤交代（2014年）
• - 居眠り磐音（2019年）
• - シャイロックの子供たち（2023年）
• - カーリングの神様（2024年公開予定）

また、テレビドラマでも多くの作品を手掛けています。

受賞歴

本木はその才能を評価され、様々な賞を受賞しています。特に、「てなもんや商社」により第18回藤本賞新人賞を受賞し、2009年の「鴨川ホルモー」では第1回沖縄国際映画祭でグランプリを獲得しました。2015年には、「超高速!参勤交代」で第38回日本アカデミー賞優秀監督賞も受賞しています。

まとめ

本木克英は、日本の映画界において多大な影響を持つ監督の一人です。彼の独自の視点で制作された作品は、多くの観客に愛され、評価されています。また、理事長として今後の映画界にも貢献していることから、さらなる活躍が期待されます。

もう一度検索