本田雅人

本田 雅人（ほんだ まさと）について

本田雅人は、1962年11月13日生まれの日本のサクソフォン奏者であり、作曲家、スタジオミュージシャンとして多岐にわたる音楽活動を展開しています。高知県中村市出身の彼は、国立音楽大学を卒業し、優れた技術を持つ「ハイパーサックスプレイヤー」として知られています。また、昭和音楽大学の客員教授を務めるなど、教育活動にも力を入れています。

幼少期から音楽への道

音楽教授である父の影響により、彼は小学校3年生の頃からサックスを始めました。高知県立中村高等学校では吹奏楽部に所属し、その後、国立音楽大学サクソフォン科に進学しました。在学中、秋本奈緒美のサポートを受け、プロミュージシャンとしてのキャリアを開始します。また、名門ビッグバンド「ニュー・タイド・ジャズ・オーケストラ」の創立メンバーとしても活動し、1983年には山野ビッグ・バンド・ジャズ・コンテストで最優秀賞と最優秀ソリスト賞を受賞しました。

プロとしての活動

1985年には大学卒業前にシャープス&フラッツに参加し、その後も角松敏生、渡辺美里、安全地帯、谷村有美といった多くのアーティストとの共演を重ねました。この頃、友人であり、音楽仲間でもある梶原順らとともにバンドWITNESSを結成し、深い親交を持つようになります。

1991年にはT-SQUAREに加入し、同年のアルバム『NEW-S』でデビューしました。しかし1998年には退団し、その後は本田雅人 B.B. STATIONを立ち上げ、さらにソロ活動へと移行しました。この間、THE SEATBELTSやSAX TRIANGLEといった他のプロジェクトにも参加し、多くのアルバムをリリースしています。

様々な音楽スタイルへの挑戦

特に2002年に結成したフォー・オブ・ア・カインド（FOAK）では、多彩なメンバーとのコラボレーションが評価されました。また、2004年にはチキンジョージレコードでフォークデュオ「アマント」を結成し、四万十太郎名義での活動も行っています。2005年には「偽スクェア」としてのライブも注目を集めました。

後期の活動と最新プロジェクト

最も近年では、2015年にユニバーサルミュージックに移籍し、アルバム『SAXES STREET』を発表。その後も新しいプロジェクトやアルバムへの参加、ソロ活動を続け、多くの音楽ファンに支持されています。

ステージパフォーマンスとエンターテイメント

本田は、演奏だけでなくエンターテイメント性も重視したパフォーマンススタイルが特徴です。複数の楽器を持ち替えて演奏する様子は、その多才さを物語っています。ステージでは音楽と会話を融合させ、楽しませる要素を取り入れています。

バックグラウンドと趣味

プライベートでは、幼少期からの友人である漫画家・安倍夜郎と親しく、またカーマニアとしても知られています。1997年にはポルシェを所有しており、2017年には野球部の応援活動にも参加するなど、多方面にわたり活動しています。

ディスコグラフィ

本田雅人の音楽作品は多岐にわたり、彼のリーダーアルバムや参加バンドの作品も多く存在します。特に、音楽的な表現を追求し続ける姿勢は、ジャンルを超えた幅広さと深みを持ち、今後の音楽活動にも期待が寄せられています。

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