本間大嗣

本間 大嗣について

本間大嗣（ほんま ひろつぐ）は、1963年11月18日に北海道で生まれた日本のドラマーです。彼は、音楽キャリアを通じて、多くのバンドでサポートを行い、特にFLATBACKERやLOUDNESS、ANTHEMへの参加を通じて高く評価されています。彼は、従兄弟のキーボーディスト三国義貴とも親しい関係にあります。

音楽キャリアのスタート

本間は、中学生のころにロックミュージックに魅了され、特にキッスに影響を受けてドラムを始めました。1985年にはFLATBACKERとしてメジャーデビュー。その後、1986年にはセカンドアルバム『餌』をリリースし、アメリカへ渡航します。1987年にはバンド名をE・Z・Oに変更し、アミューズに移籍。その際には、伝説的なロックバンドキッスのリーダーであるジーン・シモンズをプロデューサーとして迎え、アルバム『E・Z・O』で海外デビューを果たします。

主な活動と挑戦

音楽活動の初期において、E・Z・Oは1990年に解散を迎えますが、本間はその後の1992年に帰国し、浜田麻里のツアーに参加。1994年にはLOUDNESSに加入し、2000年に第四期LOUDNESSの解散まで活躍を続けました。

2001年には再結成されたANTHEMに参加し、音楽活動を再開。2004年末には膝の痛みが悪化し手術を受けることとなり、2005年7月まで活動休止を余儀なくされました。ANTHEMでは元メンバーの大内貴雅をサポートドラマーとして迎え入れ、困難な状況を乗り越えます。

2008年7月には、自宅近くでのオートバイ事故に遭い、さらに膝を強打する事態に。この事故により、ライブの一部はサポートドラマーによって演奏されることになりましたが、9月にはリハビリを経て復帰し、2009年3月28日にはANTHEMのライブに復帰しています。

健康問題と引退

2012年には健康上の理由から活動を無期限休止することを発表し、2013年4月にはANTHEMを脱退しました。彼の健康についての考慮は、彼自身やファンにとって大きな関心事となり、音楽への情熱は続いています。

還暦祝いと現在

2023年11月18日、還暦を迎えた本間は、CLUB CITTA'で『Hirotsugu Homma 60th Birth Anniversary HIRO FEST』を開催しました。この特別なイベントには、SEX MACHINEGUNSや打首獄門同好会、NAKED MACHINE、T.R.I、FLASHBACKERなどの多くのアーティストが参加し、本間もNAKED MACHINE、T.R.I、FLASHBACKERのバンドで演奏を行うという贅沢な内容となりました。特にFLASHBACKERは、彼がかつて在籍していたFLATBACKERのトリビュートバンドとして注目を集めました。

趣味と人柄

彼の趣味はバイクでのツーリングや釣り、キャンプなど、アウトドア活動が中心です。ANTHEMのメンバーによると、彼は自然の中にいることが多く、電話が通じづらいことがあると語られています。また、料理の腕前も相当で、柴田直人からは「万が一バンドがダメになってもお店を持てるほどの実力がある」との評価を受けています。

さらに、つのだ☆ひろ主催の『サマードラムスクール』の講師としても活動しており、彼の信頼と人間性が高く評価されています。本間は、音楽と人との繋がりを大切にし、今でも多くの人に影響を与え続けています。

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