札幌オリンピックミュージアム

札幌オリンピックミュージアム

札幌オリンピックミュージアムは、北海道札幌市にある、ウィンタースポーツとオリンピックをテーマとした博物館です。1972年札幌オリンピックのレガシーを継承し、冬季スポーツの歴史や魅力を伝えるとともに、オリンピック精神を学ぶことができる施設として、多くの人々に親しまれています。

概要

もともとは1980年に「札幌市冬のスポーツ博物館」として開館しましたが、施設の老朽化に伴い、2000年に大倉山ジャンプ競技場へ移転し、「札幌ウィンタースポーツミュージアム」としてリニューアルオープンしました。この際、総工費約40億円をかけて展示内容も大幅に刷新され、シミュレーターなどのアミューズメント要素を取り入れた体験型の展示が充実しました。

2016年には、2017年アジア冬季競技大会の開催に向けて再びリニューアルが行われ、オリンピック・パラリンピックの歴史や理念を解説する展示が新たに加えられました。現在、名誉館長は、1994年リレハンメルオリンピックノルディック複合団体金メダリストの阿部雅司氏が務めています。

沿革

1980年：「札幌市冬のスポーツ博物館」として開館
2000年：大倉山ジャンプ競技場に移転、「札幌ウィンタースポーツミュージアム」に改称
2016年：大規模リニューアルのため閉館
2017年：「札幌オリンピックミュージアム」として再開館
2020年：北海道オール・オリンピアンズ活動拠点「OLYPARA・SALON」を開設、別館「札幌オリンピックミュージアムアネックス」を開業

館内

本館では、オリンピック競技を体験できるシミュレーターや、ウィンタースポーツに関する歴史的な資料などが展示されています。スキージャンプ、クロスカントリースキー、アイスホッケー、ボブスレーなど、様々な競技を疑似体験できるシミュレーターは、子供から大人まで楽しめます。

2階はオリンピックスピリッツをテーマにした展示で、オリンピックの歴史や理念を学ぶことができます。札幌オリンピックのレガシーを紹介するコーナーや、パラリンピックに関する展示もあります。

別館のアネックスには、カフェやレストラン、多目的ギャラリーなどがあります。休憩や食事を楽しめるだけでなく、様々な企画展も開催されています。

本館

1階：オリンピック競技シミュレーター、ウィンタースポーツ・シアター、スキー・スケートの歴史、競技情報ゾーン、企画展示コーナー
2階：オリンピックスピリッツ、パノラマシアター、オリンピックゲームス、札幌オリンピックレガシー、パラリンピックワールド
3階：エントランス、ミュージアムショップ

アネックス

1階：カフェ「ルポ」、多目的ギャラリー
2階：レストラン「ヌーベルプース大倉山」

旧札幌市冬のスポーツ博物館

1980年から1999年まで中島公園にあった旧博物館では、スキーの歴史やウィンタースポーツに関する資料が展示されていました。特に、スキーの歴史に関する展示は充実しており、古代スキーから近代スキーまでの変遷を学ぶことができました。

まとめ

札幌オリンピックミュージアムは、ウィンタースポーツの魅力やオリンピックの歴史を体験できる、貴重な施設です。シミュレーターで競技を体験したり、貴重な資料を見学したりすることで、冬季スポーツへの関心を深めることができます。札幌を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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