札幌国際カントリークラブ

札幌国際カントリークラブ

札幌国際カントリークラブは、北海道北広島市に位置する美しいゴルフ場です。1958年8月、当初は「札幌ゴルフ倶楽部・輪厚コース」という名称で開場し、設計は井上誠一が手がけました。このコースの人気が高まり、1961年には新たにゴルフ場を開設するための株式会社が設立され、ゴルフ場の建設が開始されました。

歴史と設計

創設当初、ゴルフ場の候補地として広島村大曲の薬草園が選ばれましたが、土地の転用ができなかったため、代わりに島松の林野104ヘクタールを購入することに成功しました。これにより、札幌国際カントリークラブが形作られることとなります。このクラブは、北海道初の株式会社制のゴルフクラブとしても注目され、会員募集には多くの支持が集まりました。

1963年には、コース設計を菅谷直に依頼し、9ホールの造成工事が完了しました。このコースの設計理念は、「自然の植生を生かし、美しさと雄大さ」を追求したもので、1964年4月29日には全18ホールが完成しました。コースを取り囲む森は、まるで観光植物園のように豊かな自然環境を提供しており、116種の樹木が植えられています。特に、フェアウェイや茶屋の前に現れるキタキツネの姿は、こちらの特徴的な風景の一部です。

1971年には、追加の9ホールが完成し、全27ホールのゴルフ場としての規模を持つに至りました。これにより、各ホールは自然環境を生かした美しいコースとして提供されています。

コース情報

基本情報

• - 所在地: 〒061-1265 北海道北広島市島松49-5
• - 開場日: 1963年8月1日
• - 設計者: 菅谷直（A・Bコース）、間野貞吉（Cコース）
• - 面積: 1,120,000m²（約33.8万坪）
• - コースタイプ: 林間コース
• - コース数: 27ホール
• - パー: 108
• - 全長: 10,317ヤード
• - コースレート: A・Bコース74.1、B・Cコース73.6、C・Aコース74.5

設備

• - フェアウェー: コウライ
• - ラフ: ノシバ
• - グリーン: 2グリーン（ベント）
• - ハザード: バンカー69
• - ラウンドスタイル: キャディ付5名乗りGPS付電磁誘導カートプレー、1組4人を基本とし、状況に応じて平日ツーサムが可能
• - 練習場: 28打席、250ヤード
• - 休場日: 冬季クローズ（11月下旬～4月上旬）

クラブハウス

• - ハウス面積: 4,243m²（1,283.5坪）
• - ハウス設計: 勧協設計
• - 施工業者: 大成建設株式会社

アクセス

札幌駅からのアクセスはタクシーを利用し、約50分、23キロメートルです。また、道央自動車道の北広島ICからは約9キロメートルと、アクセスも良好です。

まとめ

札幌国際カントリークラブは、大自然に囲まれた理想的なゴルフ場です。美しい景観と高水準のコース設計により、多くのゴルファーに愛されています。特に、自然環境を活かした設計とホール間を結ぶ豊富な植生は、訪れる人々にとって特別な体験となることでしょう。

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