朱権 (野球)

朱権（チュ・グォン、주권、1995年5月31日 - ）は、中華人民共和国出身のプロ野球選手であり、投手としてKBOリーグのKTウィズに所属しています。右投右打。

経歴

清州高校を経て、2014年の新人ドラフトでKTウィズから特別指名を受け入団しました。2016年5月27日のネクセンヒーローズ戦でプロ初勝利を完封で飾るという鮮烈なデビューを飾りました。

国際舞台では、2017年のWBCで中国代表に選出されています。2020年には、77試合に登板し、最多ホールドのタイトルを獲得しました。これは彼のKBOリーグでの存在感を示すものでした。

2023年のワールド・ベースボール・クラシックでも中国代表に選出されました。しかし、前回代表入りした際の反応やシーズンを優先する考えから、韓国戦以外での中継ぎ登板のみという条件で代表入りしました。3月10日のチェコ戦では、1点リードの9回1死2,3塁の場面で登板。しかし、マルティン・ムジークに初球をレフトスタンドに運ばれ、敗戦投手となりました。

2023年シーズン終了後、初のFA選手となり、2024年からは最長4年でKTウィズと再契約を結びました。これにより、引き続きKTウィズの一員としてプレーすることになりました。

プレースタイル・人物

中国人の父親と韓国籍の母親の間に吉林省で生まれた朝鮮族です。小学生の時に韓国へ移住し、帰化しています。WBC中国代表には規定により2度選出されていますが、一度目の代表入りの際にはインターネット上で非難を受けました。

詳細情報

年度別投手成績は以下の通りです。


※成績は2023年シーズン終了時点

背番号は以下の通りです。

60 （2015年 - 2018年）
38 （2019年 - ）

朱権は、その実力と国際的な背景から、多くの注目を集める選手です。今後の活躍にも期待がかかります。

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