朴健祐

朴健祐（パク・コンウ）

朴健祐（パク・コンウ、朝鮮語: 박건우、1990年9月8日 - ）は、大韓民国ソウル特別市出身のプロ野球選手（外野手）です。卓越した身体能力と高い技術を持ち、走攻守にわたりチームに貢献する選手として知られています。

プロ入りと初期

2009年、斗山ベアーズにドラフト指名されプロ入り。背番号15を背負い、同年ハンファ・イーグルス戦でデビュー。初打席で内野安打を放ち、その試合で得点も記録しました。しかし、2010年は一軍出場がなく、シーズン終了後に兵役のため警察野球団に所属しました。2012年に除隊後、背番号を56に変更し、再びプロの世界に戻ってきました。

一軍定着への道のり

2013年は開幕一軍入りを果たしますが、打撃不振で一時二軍に降格。しかし、再昇格後のNCダイノス戦でプロ初ホームランを記録。2014年は、チームの主力選手たちの活躍もあり、一軍と二軍を行き来するシーズンとなりました。二軍では度重なる負傷にも悩まされ、47試合の出場にとどまりました。オフには背番号を37に変更し、心機一転を図りました。

開花

2015年、出場機会が増加し、70試合で打率3割、5本塁打、26打点を記録し、才能の片鱗を見せ始めました。2016年には、チームの主軸選手の移籍により出場機会が大幅に増加。6月には、起亜タイガース戦でプロ野球史上20回目のサイクルヒットを達成し、その実力を証明しました。

チームの中心選手へ

2017年は、序盤に打撃不振に苦しみましたが、後半戦で復調。最終的に打率3割6分6厘を記録するも、惜しくも首位打者を逃しました。しかし、斗山ベアーズ初の20本塁打20盗塁を達成するという偉業を成し遂げました。2018年には、サヨナラ安打とサヨナラ本塁打を記録するなど、勝負強い打撃も発揮。2019年には、チームの上位打線として活躍し、WBSCプレミア12韓国代表にも選出され、国際舞台でもその実力を発揮しました。

代表での活躍

2019年のWBSCプレミア12では、代打や外野の控えとして出場し、対日本戦で岸孝之から安打を放ちました。2021年には、東京オリンピック韓国代表にも選出され、その実力は国際的にも認められています。2023年のWBCにも韓国代表として選出されています。

移籍と新たな挑戦

2021年シーズン後、FA権を行使し、NCダイノスと6年契約を結び移籍しました。これにより、新たなチームで更なる活躍が期待されています。

プレースタイルと人物

走攻守の三拍子が揃った選手ですが、メンタル面が課題と言われています。俊足を生かした盗塁や、広い守備範囲での捕球、強肩を生かした送球は特筆ものです。また、ファンからの人気も非常に高く、2019年にはレプリカユニフォームの売り上げがチーム1位を記録しました。

詳細情報

年度別打撃成績 (省略)
代表歴
2017 [[ワールド・ベースボール・クラシック]]韓国代表
2019 [[WBSCプレミア12]] 韓国代表
2020年東京[[オリンピックの野球競技]]・韓国代表
2023 [[ワールド・ベースボール・クラシック]]韓国代表
背番号
15 （2009年 - 2010年）
56 （2013年 - 2014年）
37 （2015年 - ）


朴健祐は、その高い身体能力と野球センスで、今後も韓国プロ野球界を牽引する選手として期待されています。

外部リンク

Career statistics and player information : Park Kun-woo
選手の通算成績と情報 : Baseball-Reference (Register)

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