朴勝夏

朴勝夏の生涯と業績

朴勝夏（パク・スンハ）は、1912年9月28日（または11月17日）に生まれ、1994年10月6日に逝去した韓国の政治家であり、公務員であります。彼は特に日本統治時代の朝鮮において多くの業績を残し、信託統治反対運動に積極的に参加したことで知られています。

初期の経歴

彼は江原道春城郡で生まれ、春川農業学校や京城師範学校（現在のソウル大学校）の講習科を卒業しました。教員としてのキャリアをスタートさせた後、朝鮮総督府農林局で嘱託として務めました。日本の統治下での職務は彼の政治活動に大きな影響を与えました。

戦後の活動

朝鮮が解放された後は、朴勝夏はさまざまな役職に就きました。大同青年団の江原道団長として青年たちを指導し、信託統治反対委員会の共同設立者となるなど、当時の政治状況に対して積極的な姿勢を示しました。さらに、大韓独立促成国民会の江原道事務局において、民族統一に向けた活動を展開しました。

先鋭的な活動が評価され、彼は反託鉄血春川同盟を結成し、陸軍本部直轄の青年防衛団春川支部長としても活動しました。そして、無所属の立場で第2代国会議員に選出され、国防委員会の委員も務めました。また、新政同志会の代表責任幹事や自由党の江原道党副委員長、さらには中央党の産業部次長や中央選挙対策委員会委員としても貢献しました。

政治活動の制限と再開

1961年に発生した5・16軍事クーデターによって、彼の政治活動は一時制限されましたが、1963年2月に再度活動を再開し、民政党に参加しました。その後、民主共和党に所属し、政治の舞台に復帰しました。彼はまた、江原放送局の社長や反共青年連盟の理事としても活躍しました。

晩年と逝去

1987年、彼は4・13護憲措置撤回前に現職の国会議員たちとともに声明に参加し、民主主義の確立に向けた意欲を示しました。最終的に、朴勝夏は1994年10月6日にソウル市松坡区のソウル警察病院で老衰により亡くなり、享年82歳でした。彼の生涯は、朝鮮半島における近代政治史の中で重要な一ページを刻んでいます。

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