朴東鎮

朴東鎭（パク・トンジン、박동진、1922年10月11日 - 2013年11月11日）は、大韓民国（韓国）の外交官、政治家です。彼は民主正義党に所属し、その政治キャリアを築きました。本貫は密陽朴氏であり、大邱府（現在の大邱広域市）で生まれました。

生涯

朴東鎭は、大邱高等普通学校を卒業後、日本の中央大学に進学し、学問を修めました。卒業後は、総理秘書、大統領秘書といった要職を歴任し、行政の中枢で活躍しました。1951年には外務部に入省し、外交官としてのキャリアをスタートさせました。

外務部では、儀典局長、駐イギリス参事官、外務部次官といった重要な役職を歴任し、その外交手腕を発揮しました。その後、駐ベトナム大使、駐ブラジル大使、駐ジュネーブ大使、国連大使といった要職を歴任し、国際社会での活動を積極的に行いました。特に、外務部長官（1975年-1980年）時代には、韓国の外交政策を主導し、国際社会における韓国の地位向上に貢献しました。

外交官としてのキャリアに加え、朴東鎭は政治家としても活躍しました。1981年から1985年まで国会議員を務め、その後、国土統一院長官（1985年-1986年）として、南北統一問題に取り組みました。1988年から1991年まで駐アメリカ大使を務め、米韓関係の発展に尽力しました。

引退後は、韓国電力公社理事長、韓国外交協会会長などを務め、後進の育成や外交活動に貢献しました。2013年11月11日、京畿道龍仁市の病院にて老衰のため91歳で死去しました。

家族

朴東鎭の家族関係も注目に値します。小説家、法学者、新民党元党首である兪鎮午（ユ・ジノ）は岳父にあたり、歴史学者の韓洪九（ハン・ホング）は妻の甥です。このように、朴東鎭は学術、政治、文化の分野で活躍する人々とのつながりを持っていました。

参考文献

《大韓民国議定総覧》、国会議員総覧出版委員会、1994年
박동진 - 大韓民国憲政会
* 外交通商部

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