杉並警察署

杉並警察署の概要

杉並警察署（すぎなみけいさつしょ）は、警視庁が管轄する警察署の一つで、第4方面本部に所属しています。東京都杉並区の東部を担当しており、約320名の署員が活動に従事しています。識別章の所属表示はPNです。

所在地とアクセス

所在地は東京都杉並区成田東四丁目38番16号です。最寄りの駅は東京メトロ丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅で、公共交通機関を利用してのアクセスがしやすい位置にあります。

管轄区域

杉並警察署の管轄区域は、杉並区内の特定の地域に限定されています。以下の地域が含まれます:

• - 和田一丁目から三丁目（全域）
• - 堀ノ内二丁目と三丁目（堀ノ内一丁目は高井戸警察署の管轄）
• - 梅里一丁目と二丁目（全域）
• - 松ノ木一丁目から三丁目（全域）
• - 成田東一丁目から五丁目（全域）
• - 成田西一丁目から四丁目（全域）
• - 荻窪一丁目から三丁目（各一部を除く）
• - 阿佐谷北一丁目から六丁目（全域）
• - 阿佐谷南一丁目から三丁目（全域）
• - 高円寺北一丁目から四丁目（一丁目の一部を除く）
• - 高円寺南一丁目から五丁目（全域）

施設

杉並警察署には、代用監獄（留置場）が設置されており、地域住民の安全を守るための機能が備わっています。また、署の構成にはさまざまな課が設けられています。具体的には、警務課、会計課、交通課、警備課、地域課、刑事組織犯罪対策課、生活安全課があります。

交番と駐在所

杉並警察署の下には、地域の安全を守るための交番や駐在所が多数設置されています。主な交番には、阿佐谷駅前交番、高円寺交番、新高円寺駅前交番などがあり、地域住民の相談や緊急事態に対応できるようにしています。また、駐在所として成田西駐在所や西田端橋駐在所も展開されています。

沿革

杉並警察署の歴史は1881年まで遡ります。この年に新宿警察署が開設され、その後1922年に中野警察署が新宿署から分離開設されました。1926年には中野警察署杉並分署が設置され、同年6月26日に杉並警察署として独立しました。1992年には現在の庁舎が完成し、近代的な警察活動を支える拠点となりました。

主な事件

杉並警察署では、過去に重大な事件が発生しています。特に1971年には高円寺駅前派出所に鉄パイプ爆弾が仕掛けられる事件があり、後に黒ヘルグループによる犯行と特定されました。同年11月には、警察署の駐車場で時限爆弾が爆発する事件も発生し、杉並革新連盟に所属する男が逮捕されています。

杉並警察署は、地域の安全を守るためにさまざまな業務を展開し、警察官が日々の業務に取り組んでいます。

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