杉山圭一

杉山圭一：ゲーム音楽からライブサポートまで、多岐にわたる活動

杉山圭一(すぎやま けいいち)氏は、1976年北海道函館市生まれのシンセサイザー奏者、作曲家、編曲家です。函館ラ・サール高等学校、千葉大学工学部を卒業後、音楽活動の道を歩み始めます。

千葉大学時代とセガ入社

上京後、千葉大学のサウンドクリエイト研究会に所属。そこで、松前公高氏や茂木淳一氏らと交流を深め、音楽的基礎を培いました。その後、2000年にはセガ・エンタープライゼスに入社。後にセガの子会社であるウェーブマスターに所属し、数々のゲーム作品でサウンドクリエイターとして活躍します。

セガ時代以降のゲーム音楽

セガ時代には、『Rez』、『ニュールーマニア ポロリ青春』といった代表作を手掛けました。セガ以外にも、Microsoftの『ブリンクス・ザ・タイムスイーパー』シリーズや、マーベラス・インタラクティブの『BECK the game』など、多様なプラットフォーム、企業のゲーム作品に携わっています。 その活動はセガを離れてからも続き、任天堂、ソニー・インタラクティブエンタテインメント、UBIソフト、セガネットワークスなど、多くの企業のゲームタイトルのサウンドトラック制作に参加しています。 『初音ミク -Project DIVA-』シリーズへの貢献も特筆すべき点です。

主要ゲーム作品参加一覧(抜粋)

『Rez』(セガ)
『ブリンクス・ザ・タイムスイーパー』(Microsoft)
『ソニックヒーローズ』(セガ)
『ニュールーマニア ポロリ青春』(セガ)
『BECK the game』(マーベラス・インタラクティブ)
『初音ミク -Project DIVA-』シリーズ(セガ)
『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』(セガ)
『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』(セガ)

多彩なアーティストとの協働

ゲーム音楽制作以外にも、精力的に活動しています。自身のバンドE.L.F.での活動に加え、ケラ&ザ・シンセサイザーズ、野獣のリリアンなど、様々なバンドやアーティストのキーボーディストとしてライブサポートを務めています。 中村あゆみさん、HALATIONさんなど、ベテランアーティストからの信頼も厚く、長年にわたるサポートを継続しています。 近年では、GACKTさん、アーバンギャルド、佐藤拓也さん、GO-BANG'Sなどのライブにも参加。その活動範囲の広さは特筆に値します。

楽曲提供と編曲

作曲・編曲家としても、多くの作品に携わっています。 アニメ『ぱずりーず』や『鉄子の旅』のエンディングテーマ、OVA『殿といっしょ』シリーズの音楽制作なども担当。 また、数多くのアーティストへの楽曲提供、編曲も行っており、その活動は多岐に渡ります。 ヘタリアのキャラクターソング、中村あゆみさんの楽曲、ジャニーズWESTの楽曲、アーバンギャルドの楽曲など、ジャンルを超えた幅広い作品を手掛けています。

楽曲提供・編曲作品一覧（抜粋）

ヘタリア キャラクターソング
中村あゆみ（編曲）
ジャニーズWEST（編曲）
アーバンギャルド（編曲）

株式会社スタジオカリーブ

2012年には株式会社スタジオカリーブを設立。代表取締役として、自身の活動基盤を築き、多様なプロジェクトを推進しています。

まとめ

杉山圭一氏は、ゲーム音楽、ライブサポート、楽曲制作、編曲と、音楽活動の多様な側面で才能を発揮する稀有な存在です。 長年にわたるキャリアの中で培ってきた高い技術力と幅広い人脈、そして旺盛な創作意欲は、今後も多くの作品を生み出し続ける原動力となるでしょう。

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