杉本裕太郎

杉本裕太郎のプロフィール

杉本裕太郎（すぎもと ゆうたろう）は、1991年4月5日生まれのプロ野球選手で、徳島県阿南市にルーツを持ちます。彼は現在、オリックス・バファローズに所属する外野手として活躍しており、右投右打のスタイルを持つ選手です。また、彼の愛称は「ラオウ」であり、選手会長としてもチームの顔となっています。

経歴

プロ入り前

杉本は小学校から野球を始め、阿南市立阿南中学校の軟式野球部に所属しました。中学3年生のときには、徳島県大会で優勝し、四国大会でもベスト4に進出しました。次に進学した徳島商業高校では、投手から外野手に転向し、エースとして活躍しながらも、全国大会への出場は1年生の夏のみでした。

大学へは青山学院大学経営学部に進学し、初年度から外野手として活躍。2年生の秋季リーグ戦では、サイクルヒットを達成し、チームの核としての役割を果たしました。当時の同期には東條大樹や渡邉雄大がいます。通算成績は309打数81安打、打率.262、9本塁打、32打点を記録しました。

プロ野球入り

大学卒業後、JR西日本に入社しながらも、2015年のNPBドラフトでオリックスから指名を受けプロの道へ進みます。契約金は2000万円、年俸600万円で背番号99を与えられ入団しました。

オリックス時代

杉本は2016年に一軍デビューを果たすも、右肘の故障もあり、その後の出場は限られました。翌年から徐々に出場機会が増え、2018年には初めての満塁本塁打を記録します。

2019年もシーズンを通じて成績を残し、2021年には満を持して本塁打王に輝く活躍を見せました。その年の日本シリーズでも大活躍し、MVPに選出されました。最終的に打率.301、32本塁打、83打点をマークし、パ・リーグの本塁打王となりました。

2022年も引き続き存在感を示し、多くの試合で結果を残しますが、途中で怪我も経験します。2023年には再び打撃フォームを見直す努力をしながら、クライマックスシリーズでもチームの勝利に貢献。

選手としての特徴

杉本は、190センチという身長と104キロの体重を誇る大柄な体格ですが、俊足で遠投記録も持つ選手です。打撃では長打力が際立ち、勝負強さや集中力も強みとされています。しかし、安定感を求める課題も抱えています。

人物

彼は「北斗の拳」のラオウの大ファンで、自身も「ラオウ」という愛称を持つことから、そのキャラクターを意識してプレーしています。イチローからの直接の指導を受けた経験もあり、その影響も大きいと語ります。また、米津玄師とは同じ高校の先輩後輩の関係と言うこともあり、彼の成功を目標に掲げる姿勢を持っています。

今後の活躍が楽しみな選手であり、オリックス・バファローズの目標に向かって進み続ける杉本裕太郎の姿勢は、多くのファンに影響を与えることでしょう。

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