杉 欣也(すぎ きんや)
杉欣也は
1956年1月12日生まれの元日本の
俳優で、本名も杉欣也です。
埼玉県に生まれ育ち、
桜美林大学に在学中に中退し、その後、
東映俳優センターに所属しました。
来歴・人物
杉欣也は、
俳優の
杉義一を父に持ち、母は元女優の大野陽子です。また、芸能一家に育ち、祖父の
杉狂児も
俳優・
歌手、数人の叔父も元
俳優や
映画関係者です。彼自身も女優として活躍する娘、杉莉々子を持っています。
杉の芸能界入りは、父がジャパンアクションクラブの重役を務めていたこともあり、学生時代から
東映のアトラクションショーにアルバイトで参加していました。特に、
潮健児との関係があり、ショーで目立つ役柄を与えられることが多かったようです。
そんな中、彼は
東映演技研修所を経て
東映俳優センターに所属し、
永島敏行や
山口良一といった同期と共に演技を磨きました。
1979年には
映画『暴力戦士』で主役メンバーとしてデビューし、
1981年から1982年にかけて放送された
特撮番組『
太陽戦隊サンバルカン』では、鮫島欣也 / バルシャーク役を演じ、多くのファンを獲得しました。
彼が『サンバルカン』に出演する機会を得た背景には、父親がプロデューサーと知り合いであり、また彼自身がJACに出入りしていたことが影響しています。
ライオン奥様劇場『雪の蛍』や、
刑事ドラマ『
太陽にほえろ!』、
特捜最前線などにも出演し、多彩な演技を見せました。
35歳を迎えるころ、杉は
俳優業を終え、建設業に転職しました。役者引退については、自身の心の中で決断したようです。
エピソード
『サンバルカン』の撮影中に結婚した杉は、共演者の
川崎龍介の自宅にしばしば泊まっていたことを明かしています。
2004年には川崎らとともにトークショーに参加し、監督の
東條昭平について非常に厳しい監督だったと語っていました。また、共演者の
五代高之との友情は続いており、メールのやり取りを行うなどの交流もあることが伺えます。
代表的な出演作品
- 第57話 「改造拳銃・失われたロック!」
- 第82話 「望郷殺人カルテット!」
- 第169話 「地下鉄・連続殺人事件!」
-
太陽戦隊サンバルカン(
1981年-1982年) - 鮫島欣也 / バルシャーク
-
太陽にほえろ!
- あぶない刑事
舞台
- - 新・好色一代男 あんぽんたん物語(1982年、明治座)
俳優としての道を選んだ杉欣也ですが、数々のドラマや
映画を通じて、その存在感と魅力を視聴者に強く印象づけました。現在は
俳優活動から距離を置いていますが、その功績は今なお多くのファンに愛されています。