杉浦透

杉浦透：リングを彩る狂気のカリスマ

杉浦透（すぎうら とおる、1990年9月30日 - ）は、日本のプロレスラー。愛知県出身。プロレスリングFREEDOMSを主戦場とし、デスマッチからコミカルな試合まで、その多様なスタイルで観客を魅了する。

プロレスラーとしての軌跡

2008年、地元のDEP（Daido Engine Pro）に入門し、翌2009年にデビュー。KAIENTAI DOJOの若手リーグ戦への出場を経て、2012年にFREEDOMSへ入団。佐々木貴との対戦を直訴し、入団早々にその存在感を示した。

2013年からはデスマッチ戦線へ本格参入。マンモス佐々木とのタッグ「マンモスギボンバーズ」を結成し、KFCタッグ王座を目指すなど、タッグ戦線でも活躍を見せた。プライベートでは、2015年にチームでら所属のリングアナウンサー、松永郁恵と入籍している。

2016年には試合中の怪我で一時欠場するも、すぐに復帰。同年には総合格闘技ルールでの試合にも挑戦するなど、その活動の幅を広げた。

2019年、FREEDOMS後楽園ホール大会で葛西純を破り、KING of FREEDOM WORLD王座（KFC王座）を初戴冠。その後も王座を巡り、数々の激闘を繰り広げた。

2023年には、タッグパートナーである平田智也との間でKFC王座を争奪。アクシデントによるレフェリーストップで王座を奪取するも、すぐに陥落。しかし、諦めずに王座を奪還し、その不屈の精神を示した。

2024年に入ると、減量を開始し、新たなキャラクター「キングオブスギウラマンワールド初代王者」を名乗り始める。段ボール製のベルトを巻き、独自の王座を提唱するなど、そのユーモア溢れる行動でファンを楽しませている。

得意技と入場曲

杉浦透の得意技は、右肘、スウィフトドライバー、ソウルドライバー、オーバー・イージーなど。特に右肘は、相手にデスマッチアイテムを持たせた状態で繰り出すこともあり、その破壊力は絶大だ。

入場曲は、Plain White T'sの「Down The Road」、和田光司の「Butter-fly」、そして「RUNNING THROUGH THE CYBER WORLD (Rockman.EXE 15th Arrange Best Tracks)」と、時代とともに変化している。

タイトル歴

杉浦透は、これまでに数々のタイトルを獲得している。

プロレスリングFREEDOMS
KING of FREEDOM WORLD王座：4回
KING of FREEDOM WORLD TAG王座：3回
GCW
GCW世界タッグ王座：1回
DEP
* DEPタッグ王座：1回

多彩な才能

プロレスラーとしての活動以外にも、テレビドラマや映画に出演するなど、幅広い分野で活躍している。

杉浦透は、その予測不能なファイトスタイルと、リング内外でのユーモア溢れるキャラクターで、これからも多くのファンを魅了し続けるだろう。

杉浦由梨

実姉は美術家の杉浦由梨。洗顔ものまねや漫画家としても活動している。

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