杉田ダイスケ

杉田 ダイスケのプロフィール

杉田 ダイスケ（すぎた ダイスケ）は、1988年10月22日に東京都杉並区で生まれた日本の警察官でありプロボクサーです。現在は警視庁巡査長として勤務しつつ、名門ワタナベボクシングジムに所属しています。彼は駿台学園高校と東京農業大学を卒業し、学業とスポーツの両面で優れた成績を収めています。

アマチュア時代

杉田は中学1年生のとき、輪島功一スポーツジムでボクシングを始めました。駿台学園高校でのボクシング部では2006年のインターハイ準々決勝で、後に世界チャンピオンとなる小國以載選手に敗れ、ベスト8に入賞しました。東京農業大学に進学後、彼は大学のボクシング部でさらに成長を遂げます。特に2年次には全日本大学王座決定戦で国際大会の入賞選手を相手にKO勝利を収め、4年次にはライト級に階級を上げ、関東大学一部リーグで5戦全勝を達成しました。

杉田は卒業後、2011年に警視庁に入庁し、本格的に競技を続けることになりました。アマチュアとしての戦績は141戦110勝（47KO）31敗で、全日本選手権や国体などに出場し続けました。

プロ転向とその後の活躍

2017年にアマチュアとしての戦績を達成したことを機にプロ転向を決意した杉田は、2018年初頭にDANGANのイベントで特別公開B級プロテストに合格しました。同年4月、彼はプロデビュー戦を迎え、元東洋太平洋ランカーのジュン・ブラゾと対戦し、判定勝利を収めました。その後の試合でも次々に勝利を重ね、特に2018年7月には元世界ランキング6位の芹江匡晋選手を初回KOで下すなど、その才能を証明しました。

杉田は2019年8月に、フィリピンでJBC非公認のWBAサウスアジアスーパーバンタム級王座決定戦においてクリソン・オマヤオ選手と対戦し、判定勝利を収めてプロ初タイトルを獲得しました。続いて11月には防衛戦を行い、初防衛に成功します。

しかし、2021年以降、杉田は連続してKO負けを喫しキャリアの転機を迎えました。それでも彼は諦めず、2022年11月に永田翔選手と対戦し見事な判定勝利を収めて再起を果たしました。

最近の試合

2023年4月には台湾での王座決定戦で判定負けを喫しましたが、同年10月にはタイでのABCOフェザー級シルバー王座決定戦でKO勝ちを収め、新たなタイトルを獲得しました。また2024年6月にはWBCインターナショナルフェザー級王座決定戦に挑戦しますが、TKO負けを喫しました。

戦績まとめ

• - アマチュア: 141戦 110勝 （47KO）31敗
• - プロ: 13戦 8勝 （4KO）5敗

獲得タイトル

• - アマチュア: 関東大学一部リーグライト級階級賞（2010）、全日本大学王座決定戦優勝、全日本社会人ボクシング選手権大会バンタム級優勝（2014）、ライト級優勝（2016）
• - プロ: WBAサウスアジアスーパーバンタム級王者、WBAアジアスーパーバンタム級王者、防衛戦1回、ABCOフェザー級シルバー王座

杉田の実績は、彼の運動能力や精神力の賜物であり、今後の活躍に多くの期待が寄せられています。

もう一度検索