李景一

李景一（り けいいち）

プロフィール

李景一は、1982年4月26日生まれ、大阪府泉北郡忠岡町出身の元プロ野球選手です。ポジションは捕手でした。

選手としての経歴

高校時代

福井県の敦賀気比高等学校では、強肩強打の捕手として活躍しました。3年夏の全国高等学校野球選手権福井大会では4番打者を務めましたが、決勝戦で敗退しました。チームメイトには、後にプロ野球選手となる内海哲也、仲澤忠厚がいました。特に内海とはバッテリーを組んでいました。

プロ入り

2000年のプロ野球ドラフト会議で、読売ジャイアンツ（巨人）から8位指名を受け入団しました。契約金は3000万円、年俸は480万円でした。この指名は、オリックスのドラフト1位指名を拒否した内海の気持ちが変わらないようにするための、いわば「人質」としての意味合いがあったとされています。実際、内海は指名直後にオリックスの監督から電話を受け、一時オリックス入りに傾きましたが、巨人が李を指名したことで再び巨人入りを希望し、最終的に入団拒否となりました。

現役引退

一軍公式戦への出場がないまま、2004年シーズン終了後に戦力外通告を受け、現役を引退しました。

指導者としての経歴

ブルペン捕手から指導者の道へ

2005年からは読売ジャイアンツのブルペン捕手に転向しましたが、同年に退団しました。その後、福井県の鯖江市に移り住み、高校時代の同級生の紹介で2006年2月から中学硬式野球チーム「鯖江ボーイズ」のコーチとなりました。2007年1月には監督に就任し、チームを指導しました。

全国大会での活躍

2010年8月には、第4回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップで準決勝まで進出しました。同年8月には、中学硬式野球のAAアジアチャレンジマッチにコーチとして選ばれました。

プロ野球選手を育成

李が「鯖江ボーイズ」を指導していた時期には、2013年のプロ野球ドラフト会議で中日ドラゴンズから育成枠1位指名を受けた岸本淳希や、2015年の同会議でオリックス・バファローズから1位指名を受けた吉田正尚など、多くのプロ野球選手を育成しました。

指導者としての活動終了

2014年に「鯖江ボーイズ」の監督を退任し、同年12月には、元プロ野球関係者が学生野球指導者になるために必要な学生野球資格回復研修会を受講し、修了証を授与されました。

詳細情報

年度別打撃成績

一軍公式戦出場はありませんでした。

背番号

69 （2001年 - 2004年）
102 （2005年）

その他

大阪府出身の人物一覧や、読売ジャイアンツの選手一覧にも、李景一の名前が記載されています。

李景一は、選手としては一軍での活躍はなかったものの、指導者として多くのプロ野球選手を育成し、野球界に貢献しました。彼の指導者としての手腕は高く評価されています。

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