李浩

李浩：韓国サッカー界のベテラン、ワールドカップから海外リーグまで幅広く活躍

李浩（イ・ホ、1984年10月22日生まれ）は、韓国・ソウル特別市出身の元プロサッカー選手です。主に守備的ミッドフィールダー、あるいはディフェンダーとして活躍しました。

華々しいキャリアの始まりと海外挑戦

2003年、蔚山現代FCに入団してプロキャリアをスタートさせます。若くしてU-19韓国代表に選出され、ワールドユース選手権にも出場。その才能は早くから注目を集めていました。2005年には韓国A代表に選出され、2006 FIFAワールドカップドイツ大会メンバーにも選ばれ、世界最高峰の舞台を経験します。

ワールドカップ後、大きな転機が訪れます。大会で韓国代表チームを率いたディック・アドフォカート監督に才能を見出され、金東進選手と共にロシアの強豪クラブ、FCゼニト・サンクトペテルブルクへ移籍。しかしながら、ゼニトでは出場機会に恵まれず苦戦を強いられます。金東進選手が左サイドバックのレギュラーを獲得したのとは対照的でした。

アジア、そして再び韓国へ

その後、韓国の城南一和天馬を経て、2010年には日本の大宮アルディージャに加入。しかし、同年限りで退団。その後、蔚山現代FCに復帰しますが、兵役のため2013年に尚州尚武フェニックスへ移籍します。2015年に除隊後、全北現代モータースに移籍し、再び韓国のトップリーグで活躍。

2017年にはタイのムアントン・ユナイテッドFCへ移籍し、AFCチャンピオンズリーグ（ACL）では主力として活躍、フル出場を果たしチームに大きく貢献しました。その後、アユタヤ・ユナイテッドFCを経て、2021年に古巣である蔚山現代FCに復帰。そして、2022年、長きに渡るプロサッカー選手生活に幕を閉じ、現役を引退しました。

数々のタイトルと所属クラブ

李浩選手は、2005年にKリーグベストイレブン、2013年にKリーグチャレンジベストイレブンに選出されるなど、その実力は高く評価されてきました。所属クラブは以下の通りです。

クルゼイロECユース
ACキエーヴォ・ヴェローナ
2003年 - 2006年 蔚山現代FC
2006年 - 2008年 FCゼニト・サンクトペテルブルク
2009年 城南一和天馬
2010年 - 同年7月 アル・アインFC
2010年8月 - 同年12月 大宮アルディージャ
2011年 - 2012年 蔚山現代FC
2013年 - 2014年 尚州尚武フェニックス
2015年 - 2016年 全北現代モータース
2017年 - 2019年 ムアントン・ユナイテッドFC
2020年 アユタヤ・ユナイテッドFC
* 2021年 - 2022年 蔚山現代FC

プライベート

2009年12月14日には、Baby V.O.Xの元メンバーであるヤン・ウンジさんと結婚しています。

李浩選手のキャリアは、韓国サッカー界に大きな足跡を残しました。ワールドカップ出場、海外リーグでの挑戦、そして韓国での活躍など、数々の経験を通して培ったスキルと経験は、今後の指導者としての活動にも期待が寄せられます。

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