李相勲 (1975年生)

李相勲（イ・サンフン、이상훈、1975年3月22日 - ）は、韓国の囲碁棋士であり、九段の段位を持つプロ棋士です。全羅南道新安郡の出身で、韓国棋院に所属しています。数々の棋戦で優勝を果たしており、特にBCカード杯新人王戦での優勝は彼のキャリアを語る上で欠かせない出来事です。

彼の弟である李世乭（イ・セドル）もまた、著名な囲碁棋士として知られています。同姓同名の1973年生まれの李相勲と区別するために、年長の李を「大」、本項の李を「小」と呼ぶことがあります。

李相勲の棋士としての歩みは、1990年の入段から始まりました。2000年には、BCカード杯新人王戦とSKガス杯新鋭プロ十傑戦という二つの主要な棋戦で優勝を飾り、その実力を広く知らしめました。2002年には、囲碁道場を開設し、後進の育成にも力を注ぎました。2004年には電子ランド杯王中王戦白虎部で準優勝、五段に昇段。2005年には囲碁マスターズベスト16に進出するなど、着実に実績を積み重ねました。2008年には七段に昇段し、韓国囲碁リーグでは蔚山チームの一員として出場。その後、2010年から2011年にかけては、新安天日塩チームの監督を務めました。2011年には八段に昇段。

韓国棋院の棋士ランキングでは、2010年時点で63位にランクインしており、常に上位を争う棋士として活躍していました。

主なタイトル歴
2000年：BCカード杯新人王戦 優勝
2000年：SKガス杯新鋭プロ十傑戦 優勝

その他の棋歴
2000年：中韓新人王対抗戦 0-2 劉世振
2008年：韓国囲碁リーグ（蔚山デーアチェ） 2勝6敗

李相勲は、その優れた棋力と長年の経験から、韓国囲碁界を代表する棋士の一人として広く認知されています。

外部リンク
* 韓国棋院「이상훈(李相勳)」

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