李相勲

李相勲（イ・サンフン、이상훈、り そうくん、1973年12月2日 - ）は、韓国出身のプロ囲碁棋士です。京畿道で生まれ、沖岩高等学校を卒業後、洪鐘賢九段の門下に入りました。韓国棋院に所属し、九段の段位を持っています。

彼の棋士としてのキャリアは、1986年の世界青少年囲碁選手権大会での優勝から始まりました。1989年にはプロ棋士としての第一歩を踏み出し、入段を果たしました。その後、1990年には国手戦の本戦に進出、名人戦リーグにも参加するなど、早くからその才能を発揮しました。1991年には王位戦リーグにも名を連ね、着実に実力をつけていきました。1997年には五段に昇段、1998年には三星火災杯世界オープン戦に出場するなど、国際舞台でも活躍の場を広げました。1999年には六段に昇段、2000年にはLG杯棋王戦に出場しました。

2002年は李相勲にとって特に記憶に残る年となりました。LG杯棋王戦ではベスト16に進出。また、KBS杯バドゥク王戦では決勝に進出し、当時最強と言われた李昌鎬九段と対戦しましたが、惜しくも1-2で敗れ、準優勝という結果に終わりました。しかし、この準優勝は彼の棋士としての実力を証明するものでした。

2003年には韓国ドリームリーグに出場し、2004年には棋聖戦でベスト4に進出、八段に昇段しました。2005年には九段に昇段し、トップ棋士の仲間入りを果たしました。また、この年には同じくプロ棋士である河好貞二段と結婚。韓国では二組目の棋士夫婦として話題になりました。2008年には韓国囲碁リーグに出場しています。

李相勲は、その卓越した棋力と安定した成績で、多くのファンを魅了してきました。彼の主な棋歴としては、以下のものが挙げられます。

LG杯世界棋王戦
2002年 ベスト16（対戦相手：○王銘琬、×李世乭）
KBS杯バドゥク王戦
2002年 準優勝

李相勲は、同姓同名の李相勲九段（1975年生まれ、李世乭の兄）と区別するために、「大李相勲」と呼ばれることがあります。これは、彼が年長であることに由来します。彼の囲碁に対する情熱と卓越した技術は、これからも多くの人々に感動を与え続けるでしょう。

外部リンク
韓国棋院「이상훈大」
互動百科「李相勋」

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