李相和 (野球)

李相和（イ・サンファ）

李相和は1988年3月1日生まれの韓国プロ野球選手で、投手として知られています。彼のキャリアは、韓国プロ野球の中でも多くの波乱を生み出した面白いものでした。特に、ロッテとKTウィズでの体験が彼の成長を支えました。

ロッテ時代

2007年、李はロッテ・ジャイアンツと契約。その後、彼は2009年にSKワイバーンズ戦で一軍にデビューします。この試合では、5⅓イニングを投げて7安打を許し、1四球を与えつつも3奪三振、2失点を記録しました。しかしデビュー後、まもなく肘の靱帯を損傷し、登録を抹消されました。シーズン終了後には釜山都市鉄道で公益勤務要員として勤務し、翌年には除隊を果たしました。

復帰後も手こずり、2012年6月にはSK戦に先発も、3⅓イニングで6安打、1奪三振、2四死球、2失点と振るわず、再び二軍へ降格しました。その後、2013年の9月19日にNCダイノス戦で救援登板し、1.1イニングを無失点で抑える好投を見せ、その試合で李禹旼のさよならスクイズにより、プロ初勝利を手に入れました。そして、さらに9月26日にはKIAタイガース戦での初先発試合で勝利を収め、今後の活躍を期待させるものでした。

KT時代

2015年、李は2次ドラフトを経てKTウィズに移籍します。KTでの初年度はなかなか勝ち星を挙げることができず不調に終わりますが、2017年には自己最多の70試合に登板するなど、徐々に復調を遂げます。しかし、2020年8月にKTから自由契約選手として公示され、シーズンが終了するまで無所属の状態が続きました。結果として、彼はこの年を最後に選手としてのキャリアに幕を下ろすことになります。

現在の活動と影響

引退後は、青少年の野球指導に携わることが決まり、若い世代への野球の指導に力を注いでいます。プロとしての経験を活かし、次世代の選手たちに技術や精神面のサポートを行っています。

李相和の野球に対する情熱や経験は、今後の選手育成に貢献し、多くの子どもたちが夢を追いかける原動力となることでしょう。彼の背番号は、現役時代において63や53、91、21と変わり、さまざまなチームメートとともに貴重な思い出を築いてきました。

若手選手たちにとって、李の存在や指導は大きな励みとなり、彼のキャリアは韓国プロ野球の歴史の中でも興味深いものとなっています。

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