村元哉中

村元 哉中（かな むらもと）

村元哉中は、1993年3月3日に兵庫県神戸市で生まれた日本のフィギュアスケート選手です。彼女は女子シングルからアイスダンスに転向し、髙橋大輔やクリス・リードなどとパートナーシップを組み、数々の競技会で優れた成績を残してきました。彼女は特にアイスダンスでの活躍が目立ち、2015年には全日本選手権で優勝するなど、日本のフィギュアスケート界での地位を確立しました。また、2018年の平昌オリンピックにも日本代表として出場し、アイスダンスにおける日本の実力を示しました。

経歴

村元は5歳の時にスケートを始め、その後、カナディアン・アカデミーを卒業して関西大学人間健康学部へと進学しました。フィギュアスケート選手である彼女の姉、村元小月もフィギュアスケート界での注目選手です。

初めての大きな大会である全日本ジュニア選手権では8位に入り、その後はISUジュニアグランプリに参戦し、最初の表彰台を得ることとなります。彼女の初全日本選手権の成績は17位であり、その後も成績を向上させ、2011年にはトリグラフトロフィーで2位に入賞するなど、徐々に実力をつけていきました。

アイスダンス転向

2014-2015シーズンには、アイスダンスに転向することを決意し、野口博一をパートナーとして活動を開始しました。初の国際大会では4位となり、その後の全日本選手権でも3位を獲得しました。しかし、その後野口とのカップルを解消し、クリス・リードとの新たなパートナーシップを結成します。

2015-2016シーズン、村元は全日本選手権で初優勝を果たし、国際大会でもメンターネスレネスクイックトルン杯で2位に入るなど、飛躍的な成長を見せます。世界選手権でも15位という成績を残しました。

次の2016-2017シーズンには、USインターナショナルクラシックで銀メダルを獲得し、全日本選手権でも連続優勝を達成しました。しかし、世界選手権ではSDのミスが響き、FDへ進めませんでした。

日本代表としての活動

2017-2018シーズンにはネーベルホルン杯で2位となり、平昌オリンピックへとつながる出場権を獲得し、全日本選手権では3連覇を達成します。平昌オリンピックでは日本選手団として最も高い順位である15位に入賞し、さらに世界選手権では日本勢歴代最高の11位という成績を記録しました。

その後、クリスとのカップルを解消し、2020年1月には髙橋大輔との新たなパートナーシップを結成しました。2021-2022シーズンには全日本選手権で2位、四大陸選手権で銀メダルを獲得するなど、アイスダンスにおける日本の歴史に名を刻みました。

2022-2023シーズンも髙橋とのカップルとして活動を続け、グランプリシリーズやデニステンメモリアルチャレンジで素晴らしい成績を収めています。これまでのキャリアを通じて、彼女の努力と情熱は日本のフィギュアスケート界に多大な影響を与えています。

主な戦績

• - 全日本選手権優勝 (2015年)
• - 平昌オリンピック出場 (2018年)
• - 四大陸選手権 銀メダル (2022年)

プログラム使用曲

村元哉中のプログラムは、フィギュアスケートの競技において多くの評価を得ており、彼女の個性や表現力豊かな演技は多くのファンを魅了しています。今後の活躍にも期待が寄せられています。

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