村西良太

村西良太（むらにし りょうた）

村西良太は1997年6月6日生まれ、兵庫県淡路市出身のプロ野球選手で、オリックス・バファローズに所属しています。彼は右投左打の投手であり、若手選手ながらその才能を発揮しています。

経歴

プロ入り前

村西は小学校3年生の時、野球を始めました。当初は中堅手としてプレーしていましたが、小学校4年生からは遊撃手に転向。淡路市立津名中学校では、クラブチームのアイランドホークスに所属し、主に外野手として活動しました。続いて、兵庫県立津名高等学校に進学。1年秋からベンチ入りを果たしましたが、控え投手としてのストーリーが始まります。2年秋には兵庫県大会で3位になり、近畿大会では名門・箕島高校と対戦し、好投を見せるも甲子園出場は果たせませんでした。

大学時代には近畿大学に入学し、監督の田中秀昌氏の強い勧めでこのチームを選びました。彼は3年秋には10試合に登板し、関西学生リーグを制覇するなどの成果を上げ、プロのスカウトから注目を集めるようになりました。

オリックス・バファローズへの入団

2019年のドラフトでオリックス・バファローズから3位指名を受け、2020年11月には5500万円の契約金と1000万円の年俸で仮契約を交わしました。背番号は22に決まり、担当スカウトは内匠政博氏です。期待を背負った彼は、プロ野球界での挑戦をスタートしました。

オリックスでのキャリア

2020年

2020年は新型コロナウイルスの影響を受けた短縮シーズンでしたが、村西は開幕ローテーションに名を連ねました。6月25日の千葉ロッテマリーンズとの試合ではプロ初登板も果たしましたが、結果は3回5失点と厳しいものでした。以降、肘の手術を受けることになり、そのシーズンの登板は限られました。

2021年

2021年、村西は5月4日に埼玉西武ライオンズとの試合で初のホールドを記録し、20試合以上の登板で成長を見せました。最終的には1勝0敗5ホールド、1セーブ、防御率3.75という成績を残しました。

2022年

2022年は中継ぎとして開幕を迎え、10試合に登板したものの、コロナで離脱。その後の調整に苦しみましたが、秋季キャンプで腕の位置を変えるという新たな挑戦を行い、結果として防御率を改善しました。

2023年

2023年はアンダースローに転向した村西は、シーズンの第1試合に先発として登板しましたが、相手チームに得点を許しました。その後はリリーフでの登板もあったものの、成績は振るわず。とはいえ、二軍での成績は良く、ウエスタン・リーグの最優秀防御率も受賞しました。

選手としての特徴

プロ入りからサイドスローでプレーしていた村西は、2022年の秋にアンダースローに転向しました。そのストレートは最高152km/hに達し、スライダー、カーブ、スプリットなど多彩な球種を持っています。彼の成長は今後のシーズンでも期待されており、さらなる飛躍を遂げることが予測されます。

記録

村西の初登板、初セーブ、初勝利などの各種記録が存在します。彼の背番号は22で、登場曲には「淡路サンセットライン」が使用されています。

村西良太は、今後の日本プロ野球界で重要な選手となる可能性を秘めた若手アスリートです。

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