来拝山

来拝山（らいはいざん）は、富山県中新川郡立山町に位置する標高900mの山です。富山県登山連盟によって「富山の百山」の一つに選定されています。この山は、かつて女人禁制だった時代に、女性の信者たちが山頂から立山を遥拝したという歴史を持っています。

概要

来拝山の山頂からは、立山連峰の雄大な山並みや、広大な弥陀ヶ原、そしてダイナミックな称名滝など、周囲の美しい景色を一望できます。登山道には、凝灰角礫岩という火山灰と溶岩が混ざってできた、ごつごつとした独特の岩が点在しており、変化に富んだ景観を楽しむことができます。これらの岩は、来拝山の地質的な特徴をよく表しています。

山名の由来

山名の由来は、山頂に「来」て立山を「拝」んだことにちなむとされています。この名前は、この山が古くから信仰の対象であったことを物語っています。

生態

頂上北尾根には、ナツツバキの群落が広がっています。これらの木々は、夏になると美しい花を咲かせ、登山者の目を楽しませます。

登山

来拝山への登山道は、国立立山青少年自然の家の近くに複数あります。そのため、登山ルートの選択肢が多く、体力や経験に応じた登山を楽しむことができます。

参考文献

• - 『富山県山名録』 桂書房
• - 『富山の百山』 北日本新聞社

関連項目

• - 立山町

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