来路史圃

来路 史圃 (けろ ふみほ) のプロフィール

来路史圃（1945年10月1日 - 2021年1月16日）は、日本の女優および声優として広く知られる存在です。東京都に生まれ、劇団俳優座に所属し、多彩な演技力で観る者を魅了しました。

経歴

来路は、本格的な演技の基礎を築くために、俳優座養成所での訓練を経て、1967年に劇団俳優座に入団しました。以後、彼女は数多くの舞台作品に出演し、舞台芸術の世界で着実にキャリアを重ねていきました。ドラマや映画への出演もあり、その存在感は映像の中でも際立っています。また、声優としても活動し、特に吹き替え作品で幅広く知られています。

特技と趣味

来路の趣味には、ガーデニングや小物収集があり、芸術的活動の裏側にも彼女のセンスが見て取れます。また、特技にはバレエ、ジャズダンス、着付けが含まれ、これらの技術は彼女の舞台上でのパフォーマンスに大きく寄与しました。

主な出演作品

テレビドラマ

来路史圃が出演した代表的なテレビドラマには以下のものがあります：

• - 知らない同志（1972年、TBS） - 児島江梨子役
• - 水戸黄門（TBS／C.A.L） - 旅籠の女中役で、第4部および第5部に出演。
• - 座頭市物語（1974年、CX） - 第21話「湖に咲いたこぼれ花」（1975年3月6日）
• - 霖雨の時計台（1983年、NTV）など。

1990年代以降も精力的に活動し、さまざまなジャンルのドラマに出演しました。

映画

映画界でも彼女は重要な役割を果たしました。主な出演映画には以下があります：

• - 夜叉（1985年）
• - 戦争と青春（1991年）
• - アカシアの町（2000年） - 田中光江役
• - 伊能忠敬 子午線の夢（2001年）

吹き替え

声の仕事としては多くの映画で吹き替えを担当しました。特に、以下の作品で彼女の声が活かされています：

• - 風と共に去りぬ（キャスリーン役）
• - 刑事コロンボ 断たれた音（リンダ役）

結語

来路史圃は、その幅広い才能で日本のエンターテイメント界に多大な影響を与えました。彼女の演技と声は、多くの人々に愛され、記憶に残る存在です。2021年に惜しまれてこの世を去るまで、彼女は多くの作品でその魅力を発揮し続けました。彼女の遺した作品は、今後も語り継がれていくことでしょう。

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