東三好橋

東三好橋の概要と沿革

橋の基本情報

東三好橋（ひがしみよしばし）は、徳島県道262号芝生中庄線に位置するトラス橋です。この橋は吉野川に架かり、南岸には徳島県三好郡東みよし町中庄が、北岸には同県三好市三野町芝生があります。橋の全長は373.5メートルで、有効幅員は10.8メートルです。1970年に完成したこの橋は、地域の交通において重要な役割を果たしています。

橋の歴史

東三好橋の歴史は1940年に遡ります。当初の橋は「興亜橋」と呼ばれる浮き橋構造でしたが、頻繁に起こる増水によって流失してしまいました。そのため、利用者は引き続き渡船に頼ることとなります。これでは不便であることから、1955年には沈下橋構造の新しい橋が架けられました。

この新しい架橋は一時的に地域の交通を支えましたが、最終的には1970年に現在のトラス橋が完成し、その役割を担うこととなります。以降、この橋は周辺の交通網を大きく支え、利用者にとって欠かすことのできない存在となっています。

周辺の交通網

東三好橋は地元の重要な交通路として機能しています。南側は国道192号と接続しており、北側は徳島県道12号鳴門池田線とつながっています。さらに、江口駅も近くに位置しており、JR徳島線の利用者にとっても便利なアクセスが確保されています。

そのため、東三好橋は地域の物流や通勤・通学を支える重要なインフラとして、多くの人々に利用されています。地域の発展と共に、橋の存在はますます重要となり、多くの方々に支えられています。

参考文献

この橋に関する詳細情報は、『とくしま橋ものがたり』（徳島の橋を語る会、徳島県建設技術センター、2017年）を参考にしています。ここでは、橋の構造や地域との関わりについて、さまざまな視点から詳しく知ることができます。

東三好橋はその長い歴史の中で、地域の人々の生活に不可欠な存在として、多くの出来事を見守ってきました。現在もなお、その役割をしっかりと果たし地域の交通を支えています。

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