東京イラストレーターズ・ソサエティ

一般社団法人東京イラストレーターズ・ソサエティについて

一般社団法人東京イラストレーターズ・ソサエティ（TIS）は、1988年10月に設立され、イラストレーター同士の親睦や情報交換を促進し、その活動を広く社会に伝えることを目的とした団体です。2016年には法人化され、現在も多くのイラストレーターが所属しています。

概要

2018年3月時点で、会員数は253名に達しています。TISはイラストレーションの可能性を探求し、さらなる発展を目指して、様々な活動を行っています。これには、展覧会の開催や後進の育成を目的とした公募、さらには出版物や研究会の企画が含まれています。これらの活動を通じて、会員は自己表現を深め、互いの技術やアイデアを刺激しあう場を持つことができます。

歴史

TISの歴史は1988年に遡ります。設立から始まり、1989年には初の展覧会が実施され、会員73名のうち71名が参加しました。この展覧会は、TISの活動を広める重要な一歩となりました。以降、1991年に小島武が理事長に就任し、その後も多くの著名なイラストレーターが参加、協力することで組織は発展していきました。

1992年から1993年にかけて、TISの会報誌が発行され、初の海外展覧会も開催されました。このような国際的な活動を通じて、TISは国内外での認知度を高めました。また、毎年行われているG8展は、TISの代表的なイベントとなり、さまざまなイラストレーターの作品が展示され続けました。

2001年にはWebサイトが開設され、TIS公募がスタートしました。これ以降、おおよそ毎年公募が行われており、新たな才能の発見や育成に貢献しています。2005年には、安西水丸が理事長に就任し、その後も彼は会の発展に寄与しました。

近年の進展

2010年には会長職制が廃止され、会の代表は理事長のみとなり、安西水丸がその職務を引き継ぎました。そして2014年には、TISの発足25周年を迎え、ロゴマークがリニューアルされました。この年の会員数は233名となり、組織の充実ぶりが伺えます。

2017年にはG8展が23年の歴史を持って終了し、事務局が新たに神宮前に移転しました。2018年の時点で再びWebサイトがリニューアルされ、南伸坊が理事長に就任しました。その後、2019年には小池アミイゴが理事長を引き継ぎ、TISの新たな展開が期待されています。

出版物と展覧会

TISはまた、数多くの出版物を手掛けています。代表的な書籍には『TIS年鑑'00』や『著作権ハンディブックQ＆A』、『イラストレーション・レシピブック』などがあります。さらに、展覧会の作品集も多く発行され、イラストレーターの作品を広く一般に紹介しています。これらの活動は、イラストレーションの文化を広め、質の高い作品が生まれる土壌を作ることに寄与しています。

結論

TISは、イラストレーションという文化の振興を目指し、さまざまな活動を通じて、会員の成長を促進しています。今後も地域社会や国内外での活動拡大に期待が寄せられています。

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