東京修繕車両所

東京修繕車両所について

東京修繕車両所は、東京都品川区の八潮に位置する重要な車両基地です。この施設は東海旅客[[鉄道]]（JR東海）に属し、新幹線に関連する修繕業務や構内操縦業務、さらにはATC（自動列車制御装置）の特性検査を行っています。品川駅から南東に数キロの場所にあり、旧品川信号所との間には回送線が設けられています。

また、東京修繕車両所は同じ敷地内にある東京仕業検査車両所や東京交番検査車両所と共に大井車両所とも呼ばれ、さらに大井保線所、大井電力所、大井信号通信所などの施設と連携する形で「新幹線大井基地」としても知られています。

歴史

2009年の7月1日に、東京修繕車両所は車両所組織の改編に伴い、東京第二車両所から独立した名称に変更されました。この再編により、修繕業務を一層効率的に行える体制が整いました。

設備

設備に関しては、東京修繕車両所はその広大な敷地を最大限に活用しています。総面積は約379,000m²で、大井基地全体の敷地面積を含んでいます。この区域の主要な施設には、以下のものが含まれます：

• - 現業事務所：大井基地総合事務所棟および東京第一運輸所大井派出棟。
• - 列車扱所：大井基地総合事務所内に位置。
• - 検修倉庫：車両のメンテナンスに必要な部品保管のための施設です。
• - 外託関係詰所：外部関係者との調整を行うための詰所。

さらに、車両の検修に特化した各種線路も整備されており、以下のような配置がされています：

• - 検修線（検修庫）：12線、これにより多くの車両を同時に検修可能。
• - 着発線：38線、ここでは列車の乗降や発進が行われます。
• - 組替線：3線、車両の組み換え作業を行うための線路です。
• - 臨修線（臨修庫）：1線、臨時の修繕に対応します。
• - 引上線：1線、車両の引き上げ作業に使用。
• - 事業用線（事業用庫）：1線、事業用車両の保管等に使用。
• - 事業用留置線：1線、事業用車両の留置に利用。
• - 研削線：1線、車輪の研摩やメンテナンスのための専用線です。

このように、東京修繕車両所は新幹線の安全運行を支えるための重要な拠点であり、その機能は多岐にわたります。今後もその役割はますます重要となるでしょう。

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