東京交番検査車両所

東京交番検査車両所について

東京交番検査車両所（とうきょうこうばんけんさしゃりょうしょ）は、東京都品川区にある新幹線の車両基地で、東海旅客[[鉄道]]（JR東海）新幹線鉄道事業本部の管轄下にあります。この施設は主に、車両の点検や整備を行う場所として機能しており、部内の略称は「東交両」（とうこうりょう）です。

この車両所は、品川駅からは数キロ南東の位置にあり、回送線で品川駅（旧品川信号所）ともつながっています。また、同じ敷地内には東京仕業検査車両所や東京修繕車両所も併設されており、これらとともに「大井車両所」と呼ばれることがあります。さらに、大井保線所、大井電力所、大井信号通信所などが一体となり、「新幹線大井基地」とも知られています。

歴史

東京交番検査車両所は、1973年9月1日に東京運転所大井支所として発足し、その後もいくつかの重要な改編が行われてきました。1985年には100系新幹線の営業運転が開始され、その後も1992年には300系、1999年には700系の営業運転がスタートしました。一方、0系の営業運転は1999年に終了し、2003年には100系も営業運転を終えました。

2009年7月には、車両所の組織改編が行われ、東京第二車両所から分離され、交番検査を専門に行う新たな車両所として再スタートを切りました。2012年には300系の営業運転が終了し、2020年には700系も営業運転を終了しました。

設備

東京交番検査車両所の敷地面積は379,000m²に及び、大井基地全体の設備を含んでいます。主な施設には、現業事務所や列車扱所、検修倉庫、外託関係詰所などがあり、検修線は12線、着発線は38線、組替線は3線、臨修線は1線、引上線や事業用線がそれぞれ1線ずつ存在します。このように、多彩な設備を備えています。

配置車両

2021年4月1日の時点で、東京交番検査車両所には以下の車両が配置されています。まず、N700系電車が976両、その内訳として1000番台が16両編成26本、2000番台が16両編成35本です。また、N700S系電車も112両が配置されており、0番台が16両編成6本、9000番台が16両編成1本（J0）という構成です。さらに、923形電車が7両編成1本（T4）あります。

配置車両の略号

配置されている車両の車体には、略号が記載されています。例えば、「幹トウ」というのは、新幹線を示す「幹」と東京を示す「トウ」が組み合わさったものです。なお、車両所再編以前は旧東京第一車両所の略号として使われていましたが、現在は本所に当たる東京交番検査車両所がこの略号を活用しています。これにより、各車両所の役割や機能がより明確になっています。

以上が東京交番検査車両所の概要および歴史、設備に関する詳細情報です。

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