東京医療生活協同組合新渡戸記念中野総合病院

東京医療生活協同組合新渡戸記念中野総合病院：地域医療を支える歴史ある病院

東京医療生活協同組合新渡戸記念中野総合病院は、東京都中野区にある296床のケアミックス型病院です。1932年、「東京医療利用組合新宿診療所」として設立された歴史ある病院で、新渡戸稲造氏や賀川豊彦氏といった著名な人物がその設立に携わったことでも知られています。

歴史と発展

当初は新宿区に開設されましたが、1933年には中野区に移転し、「東京医療利用組合中野組合病院」と改称。その後、生協法の制定に伴い名称変更や改組を繰り返しながら、規模を拡大し、医療サービスの充実を図ってきました。1966年には総合病院に承認され、1969年には「東京医療生活協同組合中野総合病院」と改称。さらに2007年には療養病棟を併設し、ケアミックス型病院へと転換。2015年には現在の名称「東京医療生活協同組合新渡戸記念中野総合病院」へと改称されました。2016年には療養病床を廃止し、一般病床296床となりました。近年では、2号館の新設や「脳神経研究室（新渡戸脳研）」、「新渡戸稲造センター」の設立など、医療研究や地域貢献にも積極的に取り組んでいます。

幅広い診療科と充実した医療体制

内科、外科をはじめ、循環器内科、脳卒中科、脳神経内科、精神神経科、小児科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、婦人科、放射線科、麻酔科など、幅広い診療科を有しています。さらに、患者支援センター、薬剤科、リハビリテーション科、訪問リハビリテーションなど、多様な医療・介護サービスを提供しており、急性期から慢性期までの医療ニーズに対応できる体制を整えています。 高度な医療機器や設備も導入しており、質の高い医療を提供することに尽力しています。

地域医療への貢献

東京都災害拠点病院、臨床研修指定病院にも指定されており、地域医療の中核を担う病院として重要な役割を果たしています。救急医療にも対応しており、休日・全夜間診療事業も実施しています。また、様々な保険制度にも対応し、幅広い患者さんの受診を可能にしています。 さらに、関連施設として中野クリニック、新渡戸記念訪問看護ステーション、中野総合病院指定居宅介護支援事業所などを運営し、地域包括ケアシステムの構築にも貢献しています。

アクセス

JR中央線・東京メトロ東西線中野駅、東京メトロ丸ノ内線新中野駅から徒歩圏内とアクセスも良好です。バス路線も充実しており、公共交通機関を利用して容易にアクセスできます。

まとめ

東京医療生活協同組合新渡戸記念中野総合病院は、長年にわたる歴史と経験に基づいた質の高い医療と、地域住民への温かい配慮を両立させた病院です。最新の医療設備と専門性の高い医療スタッフによって、安全で安心できる医療を提供し続けています。地域住民の健康を守るため、これからも医療の発展に貢献していくことでしょう。

もう一度検索