東京学館船橋高等学校

東京学館船橋高等学校

東京学館船橋高等学校（とうきょうがっかんふなばしこうとうがっこう）は、千葉県船橋市豊富町に所在する私立高校です。地域では「学館船橋」という略称で広く知られています。

沿革

本校は、1986年に「東京学館総合技術高等学校（とうきょうがっかんそうごうぎじゅつこうとうがっこう）」として開校しました。開校当初は、商業科、情報処理科、食物調理科、工芸科、服飾デザイン科という、当時としては珍しい多様な専門5学科を設置していました。

時代の流れとともに学科の改編が進められました。2002年度には商業科が情報処理科に統合・編入され、情報処理科としての体制が強化されました。さらに2003年度には、工芸科が美術工芸科へ、服飾デザイン科がファッションデザイン科へと、それぞれの専門性をより明確にする名称変更が行われました。

そして2006年度には、多様な進路に対応するため普通科が新たに設置されました。これに伴い、学校名も現在の「東京学館船橋高等学校」へと変更されました。しかし、専門学科の一部は再編され、2012年度をもってファッションデザイン科の募集は停止され、廃止されています。

教育の特徴

東京学館船橋高等学校では、生徒の教育指導の一環として、月に一度（2か月毎に）厳格な頭髪検査を実施しています。これは、規律ある学校生活を送る上での重要な取り組みの一つとされています。また、生徒の多様な興味や将来の進路希望に応えるため、各種検定試験を積極的に学校内で実施しており、生徒の資格取得を通じたスキルアップを支援しています。

設置学科

現在、東京学館船橋高等学校に設置されている全日制課程の学科は以下の通りです。

情報ビジネス科：2018年4月1日に情報処理科から名称変更されました。
美術工芸科
食物調理科
普通科

過去には、上記の学科以外にファッションデザイン科が設置されていましたが、2012年度に廃止されています。

系列校

本校は、学校法人鎌形学園が運営する他の系列校と共に教育活動を展開しています。主な系列校には、千葉県内に所在する東京学館浦安高等学校、東京学館高等学校、そして新潟県に所在する東京学館新潟高等学校があります。

著名な出身者

東京学館船橋高等学校は、多岐にわたる分野で活躍する人材を輩出しています。

土井宏昭：陸上競技（ハンマー投）選手。世界選手権日本代表として活躍し、日本インカレでは2000年から3年連続優勝を達成しました。
今村駿：バレーボール選手。2010年から全日本代表に選出され、2009/10シーズンのVプレミアリーグでは最優秀新人賞を受賞しています。
内藤和也：バレーボール選手。2009年には第21回アジア太平洋カップや第25回ユニバーシアードの日本代表メンバーとして国際大会に出場しました。
コザキユースケ：漫画家、イラストレーターとして多方面で活躍しています。

関連項目

本校についてさらに深く知るためには、以下の関連項目も参考になります。

千葉県高等学校一覧
日本の商業に関する学科設置高等学校一覧
日本の家庭に関する学科設置高等学校一覧
日本の美術科設置高等学校一覧

東京学館船橋高等学校は、開校以来、社会のニーズに応じた教育課程の再編を重ねながら、専門技術と幅広い教養を兼ね備えた人材育成を目指しています。

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