東京工業大学混声合唱団コールクライネス

コールクライネスとは

コールクライネス（Chor Kleines）は、東京工業大学に所属する公認の大学混声合唱団です。この団体は、東京工業大学の学生に加えて、清泉女子大学や日本女子大学などの他の大学からも多くの団員が参加しています。現在、団員数は100名を超え、活気あふれる合唱団として知られています。

沿革

コールクライネスは1963年に設立されました。初期の時期は人数が少なく、小規模な団体であったことから、「小さい」を意味するドイツ語「kleines」を冠した名前が選ばれました。この名称は、団体の成長を象徴するものであり、今でも愛されています。

数々の成績を残しているコールクライネスは、1977年に全日本合唱コンクールに初めて参加し、その後の大学部門においても輝かしい成果を収めました。特に1992年から1996年、1998年から2014年の17年連続で全国大会金賞を受賞したことは、合唱界において特筆すべき記録です。さらに、2017年には3年ぶりに全日本合唱コンクールに出場し、銀賞を受賞しました。これらの実績は、コールクライネスが大学合唱界で名を馳せる存在であることを証明しています。

加えて、委嘱された作品にも注目すべきものがあります。代表的な作品には、すぎやまこういちの「時環」（1985年）や、鈴木輝昭の「レクイエム」（2001年）、信長貴富の「ありがとう（混声合唱版）」（2017年）などがあり、これらの作品は団員たちによって演奏されています。

活動内容

コールクライネスでは、合唱だけでなく、有志メンバーによるアカペラ活動も行われています。団内のアカペラグループは、その活動を通じてさまざまな場所で演奏を行い、卒業後も活躍するメンバーも多くいます。このように、コールクライネスは単なる合唱団にとどまらず、音楽を通じたコミュニティ形成やスキルの向上にも貢献しています。

指導スタッフ

コールクライネスは、経験豊富な指導者陣に恵まれています。常任指揮者には大谷研二氏、副指揮者には岩本達明氏が務めています。また、専任ピアニストとして山部陽子氏、女声ヴォイストレーナーには坂本かおる氏、男声ヴォイストレーナーには松平敬氏がそれぞれ名を連ねています。これらのスタッフが団員の技術向上を支援し、毎回の練習を充実したものにしています。

出身者

コールクライネスの出身者の中には、著名な人物も在籍していました。たとえば、スマートニュースの共同創業者である浜本階生氏がその一人です。このように、コールクライネスは音楽活動のみならず、卒業生がその後のキャリアにおいても豊かな実績をあげていることが伺えます。

公式情報

コールクライネスについての詳細は、公式ウェブサイトを通じて確認できます。合唱団としての活動や特別なイベントも随時情報更新されており、興味ある方にはぜひ訪れてもらいたいサイトです。

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