東京理工系4大学

東京理工系4大学（四工大）とは

東京理工系4大学、通称「四工大」は、東京都内に本部を置く以下の4つの理工系私立大学によって構成される大学間協定です。

芝浦工業大学（江東区）
東京都市大学（世田谷区）
東京電機大学（足立区）
工学院大学（新宿区）

公式サイトでは「東京4理工」という名称が用いられています。

発足の背景

1990年代後半、バブル崩壊後の不況により、学生の間に安定志向が強まり、総合大学の人気が高まる一方で、理工系大学は厳しい状況に置かれていました。このような状況下で、将来の日本経済を支えるためには、最先端の技術を学べる東京の理工系大学が協力し、次世代の技術者を育成する必要があるという共通認識のもと、「東京4理工」が発足しました。

主な取り組み

「東京理工系4大学による学術と教育の交流に関する協定」に基づき、以下の様な協力体制を築いています。

単位互換制度：各大学が開講する学部および大学院修士課程の授業を、他大学の学生も履修できる制度です。聴講料は免除されます。
特別推薦入試制度：各大学の学部生が、推薦により無試験で相互の大学院修士課程に入学できる制度です。各大学の1専攻につき1名の推薦枠が設けられており、幅広い専攻を選択できます。
大学院科目の相互開放:各大学が得意とする分野の科目を大学院レベルで相互に提供し、単位互換制度と合わせて、学生は豊富な選択肢の中から科目を選択できます。
学園祭連携：4大学の活性化を目的として、各大学の学園祭実行委員会（工学院大学：八王子祭・新宿祭、芝浦工業大学：芝浦祭、東京電機大学：旭祭、東京都市大学：世田谷祭）が連携し、交流を図りながら、各大学の学園祭の発展、及び「四工大」全体の知名度向上を目指しています。

歴史

1996年1月：芝浦工業大学、武蔵工業大学、東京電機大学の3大学による「理工系3大学」として発足。
1998年3月：工学院大学が加わり、現在の4大学体制となる。
2009年4月：武蔵工業大学が東京都市大学に名称変更。
2019年3月：4大学合同で学園祭やイベントを行う「四工大プロジェクト」が発足。

関連情報

関連項目
工学部
理工学部
建築学部
工学研究科
理工学研究科

外部リンク
東京 4理工 - 入試情報サイト受験情報ポータル - 東京都市大学公式サイト


四工大は、それぞれの大学が持つ強みを活かしながら、学生の教育機会を拡充するための様々な取り組みを行っています。これらの連携によって、より高度な専門知識と技術を身につけることが可能となり、将来の社会を支える人材育成に貢献しています。

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