株式会社東京精密(ACCRETECH)
株式
会社東京精密(とうきょうせいみつ、英: TOKYO SEIMITSU CO., LTD.)は、
半導体製造装置と精密計測機器の製造販売を手がける日本の大手メーカーです。本社を
東京都八王子市に構え、グローバルに事業を展開しています。
概要
東京精密は、特に真円度・円筒形状測定機において国内トップシェア、そして
半導体製造用プローバーにおいては世界トップシェアを誇ります。この高い技術力と市場競争力は、同社の成長を支える大きな柱となっています。
2002年4月には
社内カンパニー制を導入し、
半導体社、計測社、業務
会社の3つのカンパニーに分割。各事業分野における専門性を高め、より迅速な意思決定と効率的な事業運営を目指しています。
コーポレートブランドである“ACCRETECH”(アクレーテク)は、
2001年より導入されました。これは、Accrete(共生)とTechnology(技術)を組み合わせた造語であり、「世界中の優れた技術・知恵・情報を融合して世界No.1の商品を創り出し、皆様と大きく成長していく」という
企業理念を表現しています。
シンボルマークは、東京精密の
企業姿勢を象徴するデザインです。高速回転する金色の物体は、世界中から集められたリソース(人、物、金、情報)を表し、その力を凝縮し、明確なターゲットに向けて最先端の製品を次々と市場に投入していく様子を、物体中央から噴出する高速ジェット流で表現しています。
主な製品
東京精密は、以下の製品群を提供しています。
半導体製造装置:
ウェーハプロービングマシン
ウェーハダイシングマシン
ポリッシュ・グラインダ
CMP(化学的機械研磨装置)
スライシングマシン
面取り機
精密計測機器:
三次元座標測定機
表面粗さ・輪郭形状測定機
真円度測定機
光学測定機器
マシンコントロールゲージ
各種センサ
自動計測機器
沿革
1949年(
昭和24年)- 東京精密工具株式
会社設立。
1962年(昭和37年)- 株式会社東京精密に社名変更。東京証券取引所市場第二部に株式上場。
1963年(
昭和38年)- 八王子工場第一期工事完成。
1969年(昭和44年)- 土浦工場第一期工事完成。
1986年(
昭和61年)-
東京証券取引所市場第一部に株式上場。
1988年(昭和63年)- グループリーダー制の導入。
1994年(平成6年)- 八王子・土浦両工場にてISO 9001認証取得。
1998年(平成10年)- 八王子・土浦工場にてISO14001認証取得。
2001年(平成13年)- コーポレートブランド「ACCRETECH(アクレーテク)」導入。
2002年(平成14年)- カンパニー制、執行役員制の導入。
2010年(平成22年)- 本社を
八王子市に移転。
事業所
本社: 八王子
工場: 八王子、土浦
営業所: 宮城、土浦、さいたま、東京、厚木、長野、新潟、浜松、名古屋、富山、大阪、姫路、広島、福岡、大分
海外事業所: アメリカ、メキシコ、ブラジル、ドイツ、フランス、イタリア、中国、韓国、台湾、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシア
数多くの関連
会社を通じて、グローバルに事業を展開しています。(関連
会社リストは省略)
関連項目
東京精密杯女流プロ最強戦 - 東京精密が主催した囲碁の棋戦(1998-2008年)。
外部リンク
東京精密公式サイト