東京都健康プラザハイジア

東京都健康プラザハイジアは、新宿区歌舞伎町にそびえ立つ高層複合施設です。この建物は、老朽化した都立大久保病院の跡地を有効活用する目的で、東京都の土地信託事業として建設されました。事業は、信託銀行（三菱信託銀行が代表受託者）が資金調達から建設、賃貸、保守管理までを一括して行い、その成果を土地所有者に信託配当として還元する仕組みで進められました。

ハイジアは、都立大久保病院の機能を引き継ぐとともに、業務施設、歌舞伎町周辺の地域冷暖房プラント、さらには歌舞伎町交番までを一体的に組み込んだ複合施設として、1993年4月30日に竣工しました。総事業費は約434億円にのぼります。施設内には、後にアクアスタジアムも追加されました（6月15日）。

建物は、病院棟と業務棟の二つの主要な構造物で構成されており、その間を地下1階から地上6階にわたるアトリウムと3階に設けられた空中廊下が繋いでいます。業務棟の地下には、地域冷暖房用のプラントや駐車場が設けられており、地上階には様々なショップ、スポーツクラブ、フィットネスクラブなどがテナントとして入居しています。さらに上層階には、多様なオフィススペースが設けられています。

施設の名前である「ハイジア」は、ギリシア神話に登場する医学の神アスクレーピオスの娘で、健康と衛生を司る女神ヒュギエイア（ハイジア）に由来しています。この名前は、施設が人々の健康と快適な生活を支援するという理念を象徴しています。

主なテナントとしては、東急スポーツオアシス新宿24Plus、アプレシオ新宿ハイジア店、ウェルネスエイジなどがあり、多様なニーズに対応しています。また、東京都公園協会もこの施設内にオフィスを構えており、地域の活性化に貢献しています。エンターテイメント施設としては、新宿ハイジアV-1も重要なスポットです。

アクセスは非常に便利で、西武新宿線西武新宿駅から徒歩2分、JR新宿駅東口からは徒歩7～8分、都営大江戸線新宿西口駅からは徒歩5分という好立地です。また、有料の駐車場も完備しているため、車でのアクセスも可能です。

東京都健康プラザハイジアは、その機能性と利便性から、地域住民だけでなく、ビジネスパーソンにとっても重要な施設となっています。以下に、参考になるウェブサイトへのリンクを掲載します。

* 東京都健康プラザハイジアホームページ

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