東京都第15区

東京都第15区の概要

東京都第15区（とうきょうとだい15く）は、日本の衆議院議員総選挙における選挙区の一つで、1994年に公職選挙法の改正により新設されました。この選挙区は江東区を含み、特に東京都区部では貴重な存在となっています。小選挙区比例代表並立制の導入以降、2000年代以降の選挙を通じて多様な結果を見せています。

選挙区の区域

1994年以降、東京都第15区は江東区のみを区域としていたため、単一の特別区で構成される選挙区となっていました。しかし、2022年の公職選挙法改正により、東京17区（葛飾区）も同様の構造になったため、東京都第15区が唯一の位置付けではなくなりました。

選挙の歴史

第41回衆議院議員総選挙（1996年）

初回の選挙では、自民党から立候補した柿澤弘治が新進党の黒柳明を破り当選しました。

第42回衆議院議員総選挙（2000年）

柿澤は無所属で出馬し、自民党の前職木村勉と接戦の末、1500票差で勝利しました。自由党から出馬した東祥三は比例復活で当選。

第43回衆議院議員総選挙（2003年）

柿澤は再び立候補しましたが、民主党からの東と自民党の木村との戦いとなり、木村が当選しました。

第44回衆議院議員総選挙（2005年）

木村は連続当選し、その後も支持を受けました。

第45回衆議院議員総選挙（2009年）

この選挙で元職の東が初めて小選挙区で当選し、柿沢未途が比例で復活当選しました。

第46回衆議院議員総選挙（2012年）

柿沢が初めて小選挙区で当選し、自民党の秋元司も比例で復活。

第47回衆議院議員総選挙（2014年）

秋元が選ばれ、柿沢は民主党の推薦を得て当選しました。

第48回衆議院議員総選挙（2017年）

秋元が再度小選挙区で当選した一方、柿沢は比例で復活しました。

第49回衆議院議員総選挙（2021年）

この選挙では、前職の秋元が逮捕されたこともあり、元職の柿沢と今村洋史が無所属で立候補しました。最終的に、柿沢が再び当選したことで、自民党からの追加公認を受けました。

2024年の動向

2024年には補欠選挙が行われる予定で、柿沢は議員辞職。新たな候補者が多数登場する中、予定選挙戦に注目が集まっています。投票による支持や立候補における様々な戦略が、東京都第15区の今後を左右する重要な要素となります。

まとめ

東京都第15区は、特に江東区を中心に多くの政治的動向を示してきた選挙区です。選挙ごとの結果は多岐にわたり、今後も注目される地域であることは間違いありません。

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