東京都道・埼玉県道24号練馬所沢線

東京都道・埼玉県道24号練馬所沢線について

東京都道・埼玉県道24号練馬所沢線は、東京都練馬区から埼玉県所沢市に至る主要地方道です。この路線は、都内では「目白通り」として知られ、古くは清戸道、所沢道をそのルーツとしています。

概要

この道路は、東京都市計画道路放射第7号線とその延長である新東京所沢線（東京都下）、放射7号線（新座市内）を踏襲する計画です。しかし、都市計画道路として整備済みの区間はまだ少なく、多くは既存の道路が都道として指定されているため、狭い区間が多く存在します。一方、新東京所沢線から先の埼玉県所沢市に入ると、都市計画道路東京狭山線として整備されており、こちらは全線開通済みです。

埼玉県内の路線改廃

埼玉県内では、この路線と埼玉県道126号が合わさり、所沢市内で都市計画道路東京狭山線を構成しています。この区間は2020年までに全線開通しています。

かつて、この路線は、都市計画道路東京狭山線に沿うのではなく、下安松交差点から埼玉県道179号と合流し、金山町交差点まで重複していました。その後、所沢市内の部分開通に伴い、終点が松郷交差点に変更され、県道179号との重複区間も変更されました。そして、2021年6月1日には全線開通し、県道179号との重複区間は解消され、下安松地区の旧道は県道指定を解除されました。

2024年8月現在、東京都側の小金井街道から国道463号松郷交差点までが当県道に指定されており、この交差点で埼玉県道126号に接続しています。埼玉県内では、支線部分や他路線との重複区間も解消されています。

一般名称

この路線には、区間ごとに以下の通り、複数の名称が存在します。

目白通り: 谷原交差点 - 練馬IC（三軒寺交差点先）- 北園交差点（練馬IC以北は慣習的に目白通りと呼ばれることがあります）
大泉街道: 谷原5交差点 - 大泉学園駅前交差点
したみち通り: 西大泉3交差点 - 小泉橋交差点
小金井街道: （名称無し）交差点（東京都清瀬市） - 下安松交差点

重複区間

以下の区間では、他の路線と重複しています。

東京都道233号東大泉田無線：大泉学園駅前交差点 - （名称無し）交差点（東京都練馬区）
埼玉県道234号前沢保谷線：栗原交差点 - （名称無し）交差点（埼玉県新座市）
東京都道15号府中清瀬線：（名称無し）交差点 - 郵便局前交差点（東京都清瀬市）

下安松工区

清瀬橋付近から東所沢和田2丁目までの約400mの区間は、1993年から用地買収を開始し、2020年3月5日に開通しました。この区間は、急勾配の「がけ地」であり、東所沢和田付近では一部立体交差のトンネル構造になっています。

狭隘区間

この路線には、以下の区間に狭隘区間や一方通行区間が存在します。

目白通り分岐 - 東大泉2丁目（練馬区）
大泉学園北交差点 - 小泉橋交差点（練馬区）
栗原交差点 - 元町2丁目交差点（新座市・東久留米市・清瀬市）（清瀬市内の一部区間を除く）
東久留米市内の神宝町1丁目 → 金山町 2丁目の区間は下り方向への一方通行。迂回路あり。
新座市新堀（新堀小学校付近） → 清瀬市上清戸（清瀬市障害者福祉センター付近）の市境を経由する区間は下り方向への一方通行。上り方向は迂回路あり。
清瀬市の元町2丁目交差点付近は下り方向への一方通行のため、所沢方面からは進入禁止。

地理

通過する自治体

東京都
練馬区
西東京市
東久留米市
清瀬市

埼玉県
新座市
所沢市

接続する道路

本線、支線共に多くの道路と接続しています。

通過する鉄道と河川

白子川（中島橋・本線、大泉氷川橋・支線）
黒目川（神宝大橋）
野火止用水（新堀交差点附近）
柳瀬川（清瀬橋）
JR武蔵野線
* 東川（さくら橋）

沿線の主な施設

沿線には、多くの商業施設、公共施設、住宅地などが存在します。

この道路は、地域住民の生活を支える重要な道路であると同時に、都市計画に基づいた整備が今後も進められていくことが期待されています。

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