東京都道155号町田平山八王子線

東京都道155号町田平山八王子線

東京都道155号町田平山八王子線は、東京都町田市を起点とし、多摩市、日野市を経て八王子市に至る一般都道です。総延長は16,648メートル（2016年4月1日現在）です。

概要

この道路は、町田市図師町の図師大橋交差点（東京都道57号相模原大蔵町線交点）を起点とし、八王子市大和田町の石川入口交差点（国道20号交点）を終点としています。

路線状況

狭隘区間の解消と課題

町田市内の図師大橋交差点から桜橋バス停留所付近までは、以前は1車線から1.5車線の狭い道でしたが、1990年代以降に拡幅が進み、2車線化されました。しかし、桜橋バス停留所から大泉寺バス停留所周辺までは、2020年現在でも1車線の狭い区間が残っており、東京都が拡幅事業を進めています。さらに、町田市の小山田バス停留所付近から尾根幹線道路交点手前までは、幅員が1.9〜2.1メートルと非常に狭く、2トン以上の自動車は通行できず、普通自動車同士のすれ違いも困難です。

旧道と新道の変遷

南多摩尾根幹線道路交点付近では、以前は私有地内の未舗装の農道が都道に指定されていましたが、現在は新道が完成しています。旧道は舗装された遊歩道（よこやまの道）として利用されています。また、八王子市堀之内の堀之内芝原公園から旧多摩テック付近にかけての区間も狭く、離合が難しい状況です。この区間は抜け道として利用されることが多く、交通量が多く見通しが悪い場所もあります。ただし、八王子市堀之内の大栗川橋北交差点から日野市平山の奥山橋下交差点にかけては、対面二車線の新道が整備されています。旧道のうち、八王子市堀之内の部分（日野市境まで）は2023年8月31日付で都道指定が解除されました。

平山橋付近の旧道

平山橋の南北にはそれぞれ旧道が存在しますが、南側の旧道は2023年現在も都道に指定されています。一方、北側の旧道は平成16年に指定解除されています。

通称

この道路は、大栗川橋南交差点（八王子市堀之内）から石川入口交差点（八王子市大和田町）まで、「平山通り」という通称で呼ばれています。

重複区間

東京都道503号相模原立川線（日野市程久保）と一部区間で重複していましたが、前述の都道指定解除に伴い、八王子市堀之内の重複区間は指定解除されました。

橋梁

この道路には、以下の橋梁が架かっています。

大栗川橋（大栗川）
平山陸橋（京王線）
平山橋（浅川）
豊田陸橋（JR中央線）
あかはけ橋（JR八高線）

トンネル

この道路には、以下のトンネルがあります。

北八幡寺芝トンネル（延長49m）
堀之内第一トンネル（延長256m、1996年12月完成）
堀之内第二トンネル（延長60m、1995年3月完成）
堀之内第三トンネル（延長120m、1994年3月完成）
平山地下道（延長12m）

通過する自治体

この道路は、以下の自治体を通過します。

東京都
町田市
多摩市
日野市
* 八王子市

交差する道路

（交差する道路についての詳細は省略）

余談

町田市内の狭隘区間は非常に狭く、「都道最凶の狭さ」と評されることがあります。また、狭隘区間の起点周辺に小田急多摩線の新駅設置構想があり、実現した際に狭隘区間が拡幅されるかどうかが注目されています。

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