東京都道249号福生青梅線

東京都道249号福生青梅線

東京都道249号福生青梅線は、東京都福生市を起点とし、青梅市に至る全長約5.9kmの一般都道です。この道路は、地域における重要な交通路としての役割を担っており、沿線には様々な施設や企業が立地しています。

概要

この都道は、福生市東福生交差点から青梅市友田交差点までを結び、羽村市を経由します。特に、東福生交差点から末広2西交差点までの約4.6kmの区間は、グリーンベルト付きの4車線道路として整備されており、「西多摩産業道路」という通称で親しまれています。また、小作坂上交差点から友田交差点の間は「吉野街道」と呼ばれています。

路線データ

起点: 福生市（東福生交差点）
終点: 青梅市（友田交差点、国道411号交点）
重要な経過地: 羽村市
陸上距離: 5,956m（2013年4月1日現在）

歴史

この路線は、1973年12月4日に一般都道福生羽村線として認定されました。その後、1999年1月18日に現在の福生青梅線として認定され、同時に一部区間が東京都道180号草花小作停車場線から編入されました。同年3月31日には、旧福生羽村線と東京都道180号草花小作停車場線が廃止され、現在の福生青梅線が単独の路線として確立しました。

路線状況

この路線には、「西多摩産業道路」と「吉野街道」という2つの主要な通称があります。

西多摩産業道路: 東福生交差点から末広2西交差点までの区間で、沿線には多くの工場が立ち並びます。特に羽村市内には、日野自動車やカシオなどの大手企業の工場があります。
吉野街道: 小作坂上交差点から友田交差点までの区間で、この区間は吉野梅郷を経て奥多摩町へと続く街道の一部です。

主要構造物

多摩川橋: 羽村市と青梅市を結ぶ多摩川に架かる橋です。

延伸計画

現在、福生市東福生交差点から南に延伸し、新奥多摩街道（東京都道29号立川青梅線）に至る計画が進行中です。この計画の一環として、都道166号瑞穂あきる野八王子線（多摩橋通り）までの区間が事業化され、一部区間が暫定的に開通しています。

沿道状況

西多摩産業道路区間

福生市内から青梅方面にかけて、沿道には多くの工場が立地しています。羽村市内には日野自動車やカシオなどの大手企業の工場があり、青梅市内の西多摩産業道路末端にはかつて東芝の工場がありましたが、現在は日野グローバルロジスティクスの本社が入居するランドポート青梅となっています。

青梅市末広町〜羽村市小作台

西多摩産業道路末端から屈折し、JR青梅線の小作駅方面へと進みます。駅東口側の歓楽街を過ぎ、青梅線とアンダーパスで交差します。アンダーパスを抜けると新奥多摩街道と接続する交差点に出ます。

吉野街道区間

前述の交差点から吉野街道としての区間が始まり、友田交差点まで続きます。この区間は、吉野梅郷や奥多摩町へと続く街道の一部です。友田交差点では、国道411号と接続します。

南伸区間

福生市内では、東京都道166号との重複区間となる延伸部が先行開業しており、立川バス福生営業所の路線バスの回送路として利用されています。

地理

通過する自治体

この道路は、以下の自治体を通過します。

東京都
福生市
羽村市
青梅市

交差する道路

東京都道166号瑞穂あきる野八王子線
東京都道163号羽村瑞穂線（羽村街道）
東京都道29号立川青梅線（新奥多摩街道）
東京都道29号立川青梅線（奥多摩街道）
国道411号（滝山街道・吉野街道）

重複区間

2023年2月に開通した延伸区間は、東京都道166号瑞穂あきる野八王子線との重複区間となっています。

脚注

[注釈]

[出典]

関連項目

東京都の都道一覧

外部リンク

東京都西多摩建設事務所

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