東京都道306号王子千住夢の島線

東京都道306号王子千住夢の島線

東京都道306号王子千住夢の島線は、東京都北区王子三丁目から江東区夢の島一丁目に至る、全長約17.6kmの主要地方道です。この路線は、都内を南北に縦断する重要な道路であり、都民の生活と経済活動を支える上で欠かせない存在となっています。

概要

本路線は、その大部分が「明治通り」として知られています。明治通りは、都内を代表する幹線道路の一つであり、交通量が非常に多いことで知られています。また、本路線の一部区間では、都電荒川線と並走しており、都心の風景に彩りを添えています。起点の王子三丁目交差点から宮地交差点までは環状第5の2号線に、宮地交差点から小村井交差点までは環状4号線の一部を構成しており、都内の環状道路網の一翼を担っています。

路線データ

本線
起点：北区王子3丁目 王子三丁目交差点（国道122号「北本通り」交点）
終点：江東区夢の島1丁目 夢の島交差点（国道357号交点）
支線（補助90号線の一部）
起点：梶原交差点（本線交点）
終点：町屋交差点（東京都道313号上野尾竹橋線「尾竹橋通り」交点）

なお、補助90号線は町屋交差点から都電荒川線にほぼ沿う形で南千住1丁目の本線合流部（サンパール荒川前交差点東側屈曲部）まで整備事業中です。

歴史

この道路の歴史は、昭和30年代に遡ります。当初は「王子千住砂町線」として認定され、その後、路線の再編や延伸を経て、現在の「王子千住夢の島線」に至っています。

1955年（昭和30年）12月15日 - 「王子千住砂町線」として路線認定 (整理番号：25)
起点：北区王子1丁目 （都道東京岩槻線（現・国道122号）交点）
終点：江東区北砂町1丁目（都道東京浦安線交点）
延長：13.658 km
1965年（昭和40年）10月9日 - 「王子千住砂町線」の整理番号を25から306に変更
1968年（昭和43年）5月7日 - 「王子千住砂町線」路線廃止、「王子千住南砂町線」路線認定 (整理番号：306)
起点：北区王子2丁目
終点：江東区南砂町4丁目
2016年（平成28年）4月1日 - 「王子千住南砂町線」路線廃止、「王子千住夢の島線」路線認定 (整理番号：306)
起点：北区王子2丁目
終点：江東区夢の島1丁目 夢の島交差点（国道357号交点）
延長：17.579 km

通過する自治体

この路線が通過する主な自治体は以下の通りです。

東京都
北区
荒川区
台東区
墨田区
江東区

重複区間

境川交差点 - 日曹橋交差点（東京都道10号東京浦安線）

通称

本線
明治通り（溝田橋交差点 - 夢の島交差点）
支線
都電通り

補足

この路線は、都内の主要な道路と交差し、交通の要衝としての役割を担っています。特に、明治通りとしての区間は、都内でも有数の交通量を誇り、常に多くの車両が行き交っています。また、支線である都電通りは、都電荒川線に沿って走るため、都電ファンにとっては見逃せないスポットとなっています。

この路線は、東京都の都市計画において非常に重要な役割を果たしており、今後も都民の生活を支える上で欠かせない道路となるでしょう。

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