東妻勇輔

東妻勇輔選手のプロフィールと経歴

東妻勇輔（あづま ゆうすけ）は、1996年4月4日生まれ、和歌山県和歌山市出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、現在は千葉ロッテマリーンズに所属しています。彼は右投右打の選手で、実弟の東妻純平も横浜DeNAベイスターズで活躍するプロ野球選手です。

野球との出会いと成長

東妻選手の野球人生は小学2年生から始まりました。中学時代は和歌山興紀ボーイズで投手として頭角を現し、3年次には有名なNOMOJAPANに選出されるという成果を収めました。その後、智辯学園和歌山高等学校に進学し、2年秋にはエースとしての地位を確立しました。

智辯和歌山は長らく大会での強豪として知られていましたが、彼の高校時代には甲子園出場を逃し、意外な敗北を経験しました。この悔しさは彼の今後のモチベーションと成長の原動力となったでしょう。

大学での飛躍

高校卒業後、東妻選手は日本体育大学に進学。その中で彼はさらなる成長を遂げ、3年秋にはリーグ戦でノーヒットノーランを達成し、第48回明治神宮野球大会では見事な完封勝利を収めるなど、大学野球でもその実力を証明しました。

プロ入りとロッテ時代

2018年10月25日、ドラフト会議において千葉ロッテマリーンズから2位指名を受け、契約金7000万円、年俸1200万円でプロ入り。背番号は24に決まりました。彼のプロキャリアは2019年7月に一軍へ昇格したことから始まり、オリックス・バファローズ戦でプロ初登板を果たすと、続く試合でプロ初勝利を手にしました。

2020年シーズンは新型コロナウイルスの影響で不本意な成績となりますが、2021年シーズンでは37試合に登板し、成績を向上。オフには年俸も700万円増の2200万円で契約を更改しました。

2022年は体調不良やコロナウイルスの影響に悩まされつつも、二軍での成績を残し、2023年シーズンでは再び一軍で活躍を目指しました。特にイースタン・リーグでは素晴らしい防御率を記録し、様々な場面で登板しました。

投手としての特徴

東妻選手の最大の特徴は、テイクバックからの投球動作が非常に速く、体全体を使ったダイナミックなフォームです。特に2023年シーズンからは、クイックモーションを用いた投球が注目されています。また、彼の決め球であるスライダーは、被打率.094を記録しており、自信を持って投げることができる武器です。

持ち球には、最速155km/hのストレートや、変化球であるフォーク、ツーシーム、カットボールもあり、これらのバリエーションが彼のピッチングスタイルに深みを与えています。一方で、左打者に対しての攻め方に関しては今後の課題として取り組んでいるようです。

プライベートと人間性

愛称「あじゅ」で知られる東妻選手は、5学年下の弟・東妻純平のドラフト入団に際し、弟の努力を称賛し、心から嬉しい気持ちを語る優しい兄でもあります。2021年には一般女性と結婚を発表し、家庭を持つ選手としても新たな一歩を踏み出しました。

今後の展望

東妻勇輔選手は、これまでの経験を通じて成長を続けており、プロ野球界でもさらなる活躍が期待されています。彼の今後のシーズンでのパフォーマンスに注目が集まる中、成長を続ける姿勢と家庭との両立に応援が集まります。

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