東広島市立板城小学校

東広島市立板城小学校の概要

東広島市立板城小学校は、広島県東広島市西条町森近にあり、市立の小学校として地域の教育を担っています。この学校は、東広島市西条地区の南端に位置し、周辺には国道375号や東広島呉自動車道、さらにJR山陽新幹線が通っています。地域の交通の便が良いため、多くの児童が通学しやすい環境が整っています。

毎年、第6学年の児童は金管楽器や打楽器を使ったスクールバンドに参加しており、文化的な活動にも力を入れています。このバンドは令和4年度に創立45周年を迎えるほどの歴史ある活動です。

沿革

板城小学校の歴史は1873年に始まり、最初は私塾として開校されました。1876年に興導館を馬木公立小学校と改称し、さらに1878年に森近小学校に移転しました。この学校は1891年に板城東尋常小学校へと名を変え、1904年には板城尋常高等小学校となり、校訓『マジメニハタラケ』が制定されました。

学校歌も1922年に制定された後、1927年には「マジメニ働ク人ヲ作ル」という教育方針が定められるなど、教育方針の整備が進められました。その後、1941年には広島県賀茂郡板城東国民学校に改称され、戦後すぐの1947年には村立の板城東小学校とされました。1955年には新たに西条町立板城東小学校と改称し、1958年には現在の板城小学校に名称が変更されました。

1964年には上校舎が完成し、その後も運動場や屋内体育館の整備が行われ、1973年には創立100周年の記念式典が行われました。1974年に東広島市が発足したことにより、東広島市立板城小学校と名を変えました。

最近の教育活動

特に1978年には地域から金管楽器や打楽器が寄贈され、第6学年全員がスクールバンドを結成するなど、地域との連携も深まっています。さらに新校舎の完成や、情緒障害児学級の新設、教育研究発表会の開催など、常に教育の質向上に努めてきました。

近年では、2022年に創立150周年を迎え、特別な記念式典も開催。オリジナルの脚本と音楽を用いた公演や、スクールバンド演奏など、地域の人々にも喜ばれるイベントが行われました。

通学区域と進学先

通学区域には、東広島市内の西大沢一丁目、二丁目や西条町田口、そのほか西条町下三永、馬木、大沢、福本、森近といった地域が含まれています。板城小学校を卒業した児童は、東広島市立向陽中学校へ進学することが一般的です。

このように、東広島市立板城小学校は長い歴史を持ち、地域に密着した学校です。様々なカリキュラムと文化活動を通じて、未来を担う子どもたちの育成に取り組んでいます。

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