東急設計コンサルタント

株式会社東急設計コンサルタント：街づくりの総合力

株式会社東急設計コンサルタント（略称：東急設計、TAE）は、東京都目黒区に本社を置く、東急グループに属する総合建築設計事務所です。建築設計を主軸に、建設コンサルタント、都市計画コンサルタント業務も展開し、街づくりに貢献する幅広い事業を展開しています。

歴史と変遷

1963年、東急不動産株式会社の設計監理部として設立されたのが始まりです。当初は東急グループ内の設計事務所として活動していましたが、1973年に独立。1976年には本社を渋谷区から目黒区中目黒に移転し、現在に至ります。設立以来、東急株式会社と東急不動産を主要顧客として成長を遂げてきました。近年は、大手デベロッパーや小売企業、そして東急電鉄以外の鉄道事業者からの受注も増加しており、グループ外への事業展開も積極的に進めています。東急グループ内でも、東急株式会社と東急不動産の両社が株主となっている珍しい企業構造も特徴の一つです。なお、社名に類似する東急建設株式会社とは資本関係はありませんが、設計と施工という異なる役割で、同じプロジェクトに携わるケースもあります。

企業の特徴：三位一体の街づくり

東急設計コンサルタントは、組織建築設計事務所、建設コンサルタント、都市計画コンサルタントという三位一体の体制を構築しています。意匠、設備、構造設計に加え、積算部門も社内に有しており、都市計画策定から建築、土木構造物の設計・監理までをワンストップで提供できる点が大きな強みです。特に郊外や市街地の大規模開発、再開発プロジェクトにおいては、その総合的な技術力を発揮し、他社にはない「まちづくり技術のワンパッケージサービス」を提供することで、高い評価を得ています。自らを「まちづくりの会社」と位置付ける所以でもあります。

東急グループとの連携：沿線開発の推進力

東急グループにおいて、建築設計、建設コンサルタント、都市計画コンサルタントの技術を有する唯一の企業として、長年にわたりグループの成長に貢献してきました。古くは東急田園都市線沿線の多摩田園都市開発をはじめ、東急線沿線の開発において数多くの集合住宅や商業施設の設計、宅地造成等を手掛け、建築、土木、都市計画の各分野で実績を積み重ねてきました。

近年では、「渋谷駅周辺開発プロジェクト」のような大規模再開発事業をはじめ、「二子玉川ライズ」、「たまプラーザテラス」、「南町田グランベリーパーク」など、東急沿線における駅を中心とした街づくりに数多く参画し、その発展に貢献しています。特に渋谷駅周辺再開発においては、「渋谷ヒカリエ」、「渋谷ストリーム」、「渋谷スクランブルスクエア（東棟）」といった主要プロジェクト全てに携わった唯一の設計事務所として、その技術力と信頼性を示しています。また、東急電鉄からの受注も多数あり、駅舎、軌道、高架橋などの鉄道施設の設計にも携わっている点も特徴の一つです。

主要作品：多様な実績

東急設計コンサルタントは、数多くの実績を有しており、その作品は多岐に渡ります。商業施設、住宅、オフィスビル、公共施設、鉄道施設など、様々な建築物の設計・監理に携わってきました。以下に、代表的な作品を一部抜粋して紹介します。（例として、Bunkamura、渋谷ヒカリエ、二子玉川ライズ、南町田グランベリーパークなど）

企業の未来：持続可能な街づくりへの貢献

東急設計コンサルタントは、今後も東急グループとの連携を強化しながら、建築設計、建設コンサルタント、都市計画コンサルタントの技術を融合させ、持続可能な社会の実現に貢献する街づくりを目指していきます。その高い技術力と豊富な経験を活かし、安全で快適、そして魅力的な都市空間の創造に尽力していくことでしょう。

沿革（抜粋）

1963年：東急不動産設計監理部として発足
1973年：株式会社東急設計コンサルタント設立
1976年：本社を目黒区中目黒に移転
1999年：ISO9001認証取得
* 2003年：ISO14001認証取得


この情報は、2023年11月以前の情報に基づいて作成されています。

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