東映デジタルラボ

東映デジタルラボ株式会社：映像制作の未来を彩る技術力

東映デジタルラボ株式会社は、映画、テレビドラマ、配信作品など、幅広い映像作品におけるポストプロダクション業務を担う企業です。東映グループの一員として、その高い技術力と豊富な経験から、日本の映像業界に大きく貢献しています。

歴史と進化

1987年、株式会社東映化学赤坂ビデオセンターとして設立されました。当初はビデオ編集やMA（マルチ・オーディオ）といったポストプロダクション業務に特化していました。その後、2010年には東映東京撮影所内に新設された「東映デジタルセンター」への移転を機に、デジタル事業へと大きく舵を切り、社名を現在の「東映デジタルラボ株式会社」へと変更しました。この転換期において、同社はデジタル技術を積極的に取り入れ、より高度な映像制作技術を提供できる体制へと進化を遂げました。

幅広いサービスと高い技術力

東映デジタルラボ株式会社は、カラーグレーディング、ノンリニア編集といったポストプロダクションにおける主要な工程を網羅しています。さらに、エンコードや配信といった最終工程までを包括的に対応することで、クライアントへのワンストップサービスを提供しています。各工程を専門とする部署（コーディネーター室、カラーリストグループ、エディターグループ、エンコードグループ、業務グループ、システムグループなど）が連携することで、高いクオリティと効率性を両立しています。

企業理念と取り組み

同社の企業理念は、映画、テレビ、Web動画、BD/DVDなど、あらゆる映像フォーマットに対応した包括的なポストプロダクションサービスを提供し、業界における新たな標準を確立することです。東映グループの関連作品だけでなく、他社制作の映画やドラマ、ネット配信作品など、幅広いジャンルの作品制作に携わっており、その実績は多岐に渡ります。

制作作品

同社は数多くの作品制作に関わってきました。テレビシリーズでは、『こちら本池上署』、『警視庁捜査一課長』、『相棒』シリーズ、『仮面ライダー』シリーズ、『スーパー戦隊シリーズ』など、人気作品を数多く手がけています。劇場公開作品では、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズのような国民的な作品から、『るろうに剣心』シリーズのような話題作、そして、数々のアニメーション作品にも関わっています。近年では、配信サービス向けのドラマ制作にも積極的に参入し、現代の映像制作ニーズにも対応しています。また、CM制作やリマスター作品にも携わっており、映像制作における多様なニーズに応える体制を整えています。具体的には、Amazon Primeの作品や、アニメ『白蛇伝』のリマスター版など、多様なジャンルのプロジェクトに携わっていることが挙げられます。

まとめ

東映デジタルラボ株式会社は、長年の経験と高度な技術力を背景に、日本の映像制作業界を支える重要な役割を担っています。今後も、デジタル技術の進化をいち早く取り込みながら、高品質な映像制作サービスを提供し続けることで、日本の映像文化の発展に貢献していくことでしょう。

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