東映ムビ×ステ

東映ムビ×ステ (とうえい ムビ ステ)

東映ムビ×ステは、映画と演劇を融合させたメディアミックスシリーズで、2019年にスタートしました。このプロジェクトは、映画と舞台がそれぞれの形で展開され、同じ作品世界を共有するという挑戦的な取り組みです。2019年の初めに、東映株式会社と東映ビデオ株式会社が共同で企画を発表し、同年夏から秋にかけて最初の作品『GOZEN』が公開されました。

作品概要

第1弾『GOZEN』

『GOZEN』は、侍たちが武芸を競う「御前試合」をテーマにした作品で、映画版と舞台版の両方があります。この作品からは、メインキャストが共通して出演し、映画と舞台のストーリーが連動しています。映画は2019年7月5日に公開され、監督は石田秀範が担当し、脚本は谷慶子によって書かれました。また、アクション監督にはおぐらとしひろが起用されています。

主演は犬飼貴丈の演じる青山凛ノ介で、その他にも優希美青や武田航平など、豪華なキャストが揃っています。

舞台版『GOZEN-狂乱の剣-』は、2019年9月にサンシャイン劇場で上演されました。こちらも毛利亘宏の脚本・演出によるもので、舞台舞台ならではの迫力ある演出が魅力です。

第2弾『死神遣いの事件帖』

『死神遣いの事件帖』は、江戸の探偵業を描いた作品で、探偵・久坂幻士郎と侠客・庄司新之助が死神と共に事件に挑む様子が描かれています。映画は2020年6月に公開され、舞台は同年7月に上演されました。

この作品も、キャストやストーリーが映画版と舞台版で共通している点が特徴です。

第3弾『漆黒天』

『漆黒天』は、2022年に公開された作品で、主演は荒木宏文が務めています。映画と舞台が連動し、一部キャストが共通して出演する形で物語が展開されました。脚本は末満健一が手掛け、監督・アクション監督は坂本浩一が担当しました。

第4弾『死神遣いの事件帖-幽明奇譚-』

この作品も江戸を舞台にしたもので、2022年に映画と舞台の両方が公開されました。原案は須藤泰司、脚本・演出は毛利亘宏によるもので、キャストには鈴木拡樹や小林亮太が名を連ねています。

第5弾『仁義なき幕末』

2023年には『仁義なき幕末』が発表され、坂本龍馬をテーマにした物語が展開されます。映画はすでに公開され、続いて舞台も上演される予定です。

第6弾『邪魚隊 / ジャッコタイ』

2024年には新たな作品として『邪魚隊』が公開予定で、ミュージカル時代劇という新しい試みが盛り込まれています。特殊部隊に雇われた死刑囚たちが、人喰い鬼退治の任務に挑むストーリーです。

結論

東映ムビ×ステは、映画と舞台の新しい形を追求し続けており、今後の作品にも期待が寄せられています。多彩なキャストと新しい演出手法が魅力の本プロジェクトの動向に注目です。

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