東林寺 (美馬市)

東林寺（とうりんじ）は、徳島県美馬市脇町大字脇町に位置する浄土宗の寺院です。虎渓山（こけいざん）と号し、本尊として阿弥陀如来を祀っています。その美しい景観は「にし阿波お勧めビューポイント100選」にも選定されています。

歴史

寺伝によれば、東林寺は1522年（大永2年）に照誉上人（しょうよしょうにん）によって創建されました。藤原氏によって招かれた照誉上人が開基となり、この地に寺を建立したと伝えられています。

庭園

東林寺の庭園は、美馬市指定の名勝となっており、室町時代末期に作庭されたと伝えられています。本堂から座って鑑賞する座観式の枯山水庭園であり、背後にそびえる虎伏山（とらふせやま）と呼ばれる裏山を借景として取り入れているのが特徴です。庭園の中央には、三段に滝を落とす竜門瀑（りゅうもんばく）形式の意匠が凝らされています。滝をより大きく見せるために、左岸を張り出させるなどの工夫が施されています。この庭園は、自然の地形を巧みに利用し、静寂と調和の空間を創り出しています。

交通アクセス

東林寺へのアクセスは以下の通りです。

鉄道：JR徳島線穴吹駅より車で約10分
自動車：徳島自動車道「脇町インターチェンジ」より車で約10分

外部リンク

* 東林寺庭園 - 美馬市

東林寺は、歴史と自然が織りなす美しい景観を持つ寺院であり、訪れる人々に心の安らぎを与えてくれるでしょう。

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